21詩「深淵の腕(かいな)」恋愛詩

1,落ちていく深淵しんえんの底へ

まっさかさまに

なぜこんなことになったのか

君は知りたがるだろう


両手ひろげ迎えよう

そう、君は私の花嫁

深淵しんえんかいなに抱かれて眠れ


白いものほどけがしたくなる

汚れないものなど、この世にはない

生れ落ちて黒く染まりゆく

そんな奴ばかりだった


その中でキレイな君をみつけた

瞬間、熱いものがかけめぐる



2,落ちてゆく深淵の底へ

まっさかさまに

なぜこんなことになったのか


君は知りたがるだろう

両手ひろげ迎えよう

そう、君は私の花嫁


深淵しんえんかいなに抱かれて眠れ

スイーツのようなクチビルで

甘く歌うようにむさぼれよ


「もう私は君のモノ」

「私もまた、あなたのとりこ」

2人で落ちるなら怖くない

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