硝子の塔~この世界で生きていく~
波蛇@箱根でドラゴン拾った執筆中。
一章
第1,2話 序章 壱
少年は夜空を見上げていた。
河川敷で、段ボールを敷き横になって上を見上げる。
星は、はっきりとは見えないが少年はわくわくしながら
見える限りの星を数えていた。
すると階段をのぼる音が聞こえる。
どうやら少年の兄がきたようだ。
2人兄は、談笑しながら星を見る少年のそばに来た。
「今日はいつもよりは星が輝いてるな」
少年の兄が言った。
少年は答える。
「そうだねぇ、流れ星が今日は沢山見えるんだよ、見てほら・・」
「本当だね、しかしやたら多くないか?」
「うわ、空が明るい・・」
「なんだこれ・・・ナニかが落下してる?!」
「おい!とりあえずマンション地下に逃げ込むぞ!」
・・・・
ドカ―――ン
ドド、ドカカカ――――ン
「なんだこの地震は・・・」
「怖いよ、お兄ちゃん」
「しゃがんで頭を守るんだ!!」
ドカ――――ン
何度もナニかが落ちる音が響く。
ガタガタ・・・ガシャー――ン
崩れる建物の音も聞こえる。
「一体、何が起きてるんだ、今はここで身を守るのが一番だな」
時間だけが経過する。
外から、サイレンの音が聞こえた。
ガレキの中から叫ぶ少年たち。
・・・
「ここから声が聞こえるぞ・・・生存者発見!」
自衛隊の服装の男が少年たちを助けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます