番外編
私が毎回台風や豪雨がくる前に電線にとまっているメスのぴーちゃんに話しかけると理解しているのか、他のぴーちゃんと一緒に車が停めてあるカーポートの隙間に身を寄せて過ごしている。
そのせいか、私の車にフンがついていることが多い。フンを拭き取っているがぴーちゃんの匂いがついているのか、買い物に行く時に駐車場で車のエンジンをかけてもオスのぴーちゃんとメスのぴーちゃんが車の横や前に飛んできて全然逃げていかなくなった。私の父親の車のエンジンをかけて少しでも動き出すと「ピヨピヨッ」と逃げて羽ばたいていく。
ここ最近は家に住んでいないスズメも近寄って来るようになった。私の車が道路を走っている時に急に目の前に飛んでくる時があるので、思わず「危ないっ!ぴーちゃん!」と叫んでしまう。窓が開いていると外に聞こえてしまうので通りすがりの人たちに変な目で見られてしまうのが、恥ずかしいかぎりだ。
スズメは賢い鳥で、昔は天皇や貴族が飼っていて、芸を覚えさせてみんなの前で披露していたそうだ。だがよくフンを撒き散らしたり鳥籠の中では狭いのか、羽ばたき回って怪我をよくしてしまうから飼わなくなったいう話があるし、家紋にしてる家もあったそうだ。昔から日本人はスズメを可愛がっていたんだなと納得する。いまはスズメは飼育できない。
愛着を持てばもつほど、やはり人間みたいに自由に生活してほしいと思い始めた今日この頃。
以上自称スズメ愛好家からでした。
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