風邪をひいた(エッセイ集)

進藤 進

はじめに

僕は仕事のストレスで壊れそうになった時期がありました。


三十代終わりの。

一番、頑張っていた頃です。


今から思うと。

威張れたものではありませんが。


人生に。

自分に嘘をつきたくなくて。


僕は。

会社を辞めました。


その時から。

僕の中で矛盾は続きました。


結局。

苦しめていたのは。


自分自身だと、気づくまでは。

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