狂俳のルール

狂俳(きょうはい)は、12音で作る短い詩。

そこにはルールがいろいろある。

12音という短い音数なのに、どんなルールがあるのだろうか。


まず、狂俳にはお題がある。

しかし、句(狂俳の作品)には、お題の漢字は使っては、ダメなのだ。

ひらがなのお題の場合には、下のひらがなを句の中に入れてはいけない。


狂俳は、12音であるが、読んだときの響きも大事なので、

「五・七」か「七・五」の音数で作品を作るとよいとされている。

そして、句の止め(終わりの部分)は、動詞か形容詞で止めることとなっている。なので、漢字などの名詞で終わることはできない。


お題が季語の場合には、句に季語を入れることができなくなる。

また、お題の説明になっている句はダメとされている。

お題から連想されることを句として、詩としてつくる。

お題と句は、付かず離れずの関係性である。

(付かず離れずという点は、俳句の季語と内容との関係に似ている。)


このような、たくさんのルールがある中で、

お題から連想されることを考え、

自分の個性が出るような句(作品)として整える。


さて、どんな作品が生まれるのだろうか。

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