第四話

おじさんに言われた通りに行くと噴水の横を通ってすぐに神殿が目に入った。大理石を基調とした神殿はとても荘厳な雰囲気を帯びていた。周囲は人であふれかえっているけれどある程度進んだら

神殿内部に入る/入らない

と出てきたので入るを選択した。


「こちら、神殿内部になります。職業選択ですか?」

と、担当の人?が声を掛けてくれたので、

「はい。お願いします」

と返事をすると

「では次の中からお選びください」

視線を向けると初期職と書かれた欄に戦士・魔法使いと表示されているため魔法使いを選択する。すると、魔力を次の中からお選びくださいと出て、火・水・土・風・光と表示され光を選ぶ。

「魔法使い、光属性でよろしかったですか?」

「はい!」

「ではステータスをお確かめください」

言ってなかったけどステータスは念じるだけで出てくる。


名前 シア

性別 男

職業 光魔法使い

装備 始まりの服(破壊不可)

   始まりのズボン(破壊不可)

   始まりの靴(破壊不可)

ステ H 10

   M 20 

   S 9

   I 21 

   D 10

   P 20

武技 なし

魔法 ライト

しっかりと変更されているため、多分大丈夫だろう。礼を伝えてその場を後にする。


そして、始まりの草原という一番初めのフィールドに来ている。ここでは、スライムしかいないため初心者で溢れている。すると

「ぴっぎぃー!」

といって一体のスライムが来たため攻撃用の呪文も無いから素手で倒そうとするも

スカッ

スカッ

一回も当たらない。それどころか相手の攻撃ばかり当たって全身べとべとである。すると

「あの~お助けいります?」

と見知らぬおじさんに聞かれ

「はい!お願いします!」

というと同時にスライムは一撃で葬られる。

「大丈夫ですか?」

「は、はい」

「あの、魔法使いさん。もしよかったら、この後うちのパーティーに入ってレベル上げします?」

「そ、そこまで迷惑かけるわけには」

「うちのメンバーもきっと喜ぶから大丈夫ですよ。」

と最後には言われてしまい、あとをついていくことにした。


ついていった先にはまた別のおじさんが三人ぐらいいた

「おお、ササガキ殿、遅いではないか。横にいる子は、まさか誘拐でござるか!?」

「ササガキどのサイテー」

「いやいや誘拐じゃないし!」

とやり取りを見ていると

「あれ、さっきの神殿を探してた子じゃないか。見つかったかい?」

「はい!おかげさまで」

「そりゃーよかった。で、どうしてここに?」

「えっと、草原でレベル上げしようとしたらスライムに襲われて、手も足も出なかったとき、あの人が助けてくれて、うちのパーティーでレベル上げする?と言われまして」

「そーかい、でパーティーに一時的にでも入るってことでいいかい?」

「はい」

「じゃあインスタントパーティーにしよう。十分経ったら解除されるしそれでいいだろ?」

と聞かれうなずき、そのまま草原へまた向かうことにした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ちなみに、パーティー組んでレベル上げをする?と聞かれ来たと話しているときやっぱり誘拐じゃないか!と話していたりいなかったり

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る