回復職の男の娘、配信者の姉のせいで貢がれる。
ぷんしる
エピローグ
僕の名前は天原 こさめ「あまばら こさめ」。なんで自己紹介をしているのかよくわかんないけどたぶん新作VRゲーム「ソードマジッククリエイト」。通称SMCというRPG風のオンラインゲームの発売日でテンションが上がってるからかもしれない。
周りのクラスメイトも
「俺SMC買うんだぜ」
「まじで!俺次のテスト40番以内だったら買ってもらえることになってるんだ。」
「おまえの頭じゃ難しくねぇか?」
「いやいけるってw」
「ほんとか~?」
といった具合で持ち切りだ。ちなみに40番以内を目指すんだったら偏差値60ぐらいは必要なくらいには難しい。僕はちゃんと勉強すれば30番ぐらいには行けるから成績が悪くて買っちゃダメって言われることはない。すると
「おーい、こさめ~」
彼は軽井沢 典二「かるいざわ てんじ」。短髪でちょっと茶髪(自毛)ですっごいイケメン。女子みたいな僕とは違って男らしいけど僕の良き友だ。
「何~」
「よう、こさめ。今日発売のSMC、お前買うか?」
「うん。もちろん」
「おっじゃあ無事買えたらフレンド登録しようぜ」
「うん!」
「俺はエレって名前でやる予定だけどお前はどうする予定だ?」
「僕はシアにするよ」
「シア?」
「滋雨って意味のbeneficial rainからciaってとこを抜いたの。どうせ典二はアナグラム的なのでしょ?そういうの好きだもんね」
「おう。てんじの「じ」って「ぢ」に似てるだろ。で、濁点を「て」に移動させて「電池」。そこからエレクトロやらなんちゃらからとったぜ」
(濁点も移動させるアナグラムは鬼畜じゃない?…そこまででもないか)
「そーいやぁお前の姉ちゃん、配信やってるって言ってたけどSMCもやるのか?」
「うん。配信で使うか知らないけど一緒に注文したからたぶんやるよ」
その後何事もなく授業を終えて放課後
「じゃ!次はゲームで」
「ちょ!ソフトはもうだけど配信開始は9時からだよ!…行っちゃった。」
典二のことは諦めて帰路に就く。いつもの帰り道が何倍も長く感じた。
「ただいま~。お姉ちゃん?」
呼んでも返事がない。たぶん大学から帰ってきてすぐに寝てしまったんだろう。とりあえずお風呂に入って、寝間着に着替える。別に部屋着と寝間着で分けるのがめんどくさいだけだけどね。洗濯物増えるし。
ピンポーン
はーい、とだけ返事をしてドアを開ける。
「あ、宅配です」
「はい、ありがとうございます!」
「どーも。それではこちらにサインを(小声で)かわいいな。ズボンスタイルなのがさらに良き」
「はい」
ささっとサインを書いて宅配を受け取って家の中に戻る。
「おねーちゃん。宅配届いたよ。」
その直後、ドアを開けて寝ぐせの付いた髪を直しながらお姉ちゃんがくる。お姉ちゃんはスタイル抜群で大学ではモテモテらしいけど、全部断っているらしい。
「こさめたーん!」
と言いながら抱き着いてくるお姉ちゃんを受け止める。
「わっと」
「こさめエネルギー充電中」
いつもどーりのお姉ちゃんだけど今日はいつもよりも1分短く、2分だった。
「で、届いた!?」
と言いながら、僕の持ってる段ボールに視線を向ける。
「うん!ちゃんと届いたよ。配信でもやるの?」
「もちろん!7時から配信するよ」
「それだと、夕飯で抜けることにならない?」
「まぁ、うちの視聴者だし1時間ぐらい放置してもいいでしょ」
「うーん」
「そんなことより、早く初期設定すまそ!」
「うん!」
そのあとVR機器をセットしVRの世界に踏み込んだ!
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ども作者のぼーぐんディオニスです。これからも男の娘を楽しんでいきましょう!
次回から新しい章の予定なので一度キャラ紹介しまーす
あと、この作者コメントは不定期なんで期待しないでくだせぇ
それじゃ!
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