18話
地図のおかげで、もう迷うことはなく...無事宿屋に到着し、休むことが出来た。
そして、翌日...
「さて、今日は情報収集と行きますか!」
俺は、朝日を浴びながら軽く伸びをして、ルメルシェさんにもらった防具を着る。
そして、剣を腰に携えて用意は完了。
宿屋で軽く朝食を済ませ、図書館へ。
地図と睨めっこをしながらも、道の端に構えているたくさんの出店を眺めながら目的地へ向かっていく。
「図書館って...どんな感じなんだろうなぁ」
というのも、ケメリカでのギルドの件に続いて...もはや毎度のごとく、今まで図書館で書物を漁ったりしたことなんて一度もない。
正直、剣術...あとは俺の場合、魔法に関連する書物なんて大体学校にそろっていたからな。必要なものは、学校で揃えられた。
なんて、考えていると図書館へ到着。
図書館がこういうものなのか...全く知らないから、何も言えないが大きさはもはや、城といってもいいような佇まいだ。
そして、驚きはそれだけでなく、中に入っても続く。
恐る恐る開けた扉の奥には、天井ギリギリまで...大量の本が棚に入っている。
さらに、その棚すらも建物の端から端へ。
「一番上の本とか...どうやってとるんだ?」
明らかに、人が届くような高さじゃないような...
と考えていると、突然視界が上へ移動していく。
「え、ちょっと!?」
下を見れば、俺が立っていた足場の部分が床から抜けて、宙に浮いていた。
もしかして...と思い、試しにすぐ近くの本に狙いを定める。
すると、足場はその方向へゆっくりと向かっていく。
なるほど...この足場、俺の思考を読み取って高さと位置を調整しているのか。
これなら、一番上の本まで届くと...
じゃ、ひとまず幻惑魔法に関連する書物を探すとしよう。
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