第199話 最初だからこそ、最初ゆえに
【カクヨムコン9】参加中です。皆さんよかったら応援お願いします。
【祝:中間選考突破】皆さん閲覧と応援本当にありがとうございます。
まだ忙しいので毎日投稿は厳しいですが、少しずつ少しずつ。
──────────────────────────────────────
前回のシーズンのような毎回息を吸う様に、ヘビーなイベントが発生する、と言う事もなく今回のミッションは普通に終わる事が出来た。
但し、俺達は―と言う頭文字が付くが。
確かに俺達は割と無双状態で戦えたが、あの場に居るプレイヤー全てが似たように戦えた訳じゃあない。流川が応援に向かった場所では既に複数人のプレイヤーが死亡していたそうだ。
勿論俺達の周りでも、物量に押しつぶされたプレイヤーがいる。スクナヒコナ―新島が回復などを施してみたが、あえなく息を引き取った。
分かってはいたが、全員生き残るなんてのは甘い理想論だってことだ。せめて俺達が全員生き残れた事を喜ぶ事にしよう。
帰ってきた後に改めて報酬などを再確認する。
まぁ、大体予想通りの結果だった。
■最多討伐数:ダンジョンアタック系用Sレア確定チケット:2枚
対象者:サイレーン
■エクストラエネミー討伐:ガチャチケット:3枚
対象者:ジェミニ
■MVP:基礎クリアポイント+2000
対象者:ジェミニ
■敢闘賞:ガチャチケット:1枚
対象者:他のプレイヤー複数人
■なんかがんばったで賞:100ポイント
対象者:ハトメヒト
■最多しいたけ賞:まいたけ1年分
対象者:ハトメヒト
やはり全体に即死をばら撒けるサイレーンの歌はこういう時の雑魚処理ではとても便利だ。歌っていた歌は自作で、攻撃に関する様な歌ではなかったけど、それでも効果がかなり倍増していた。即死とかそういう関連の歌を作れば更に効果が上がりそうな気もするが、そんなのを謳うサイレーンの姿を見たいかと言われると、少しばかり考えてしまうな。
後は、強力なレベル5~6に匹敵するモンスターが出てきたとスピネルが言っていたが、レベル5になった流川の所のジェミニ二人に封殺されて直ぐに倒されたそうだ。流川が間に合っていたらもう少し戦死者は少なかったかもしれないと言っていたが、既に十分な活躍をしてたと思うぞ。
俺なんて基本的なバフだけで周りの死にかけの雑魚を殴ってただけだからなぁ、余り手口は見られない方がいいって事で、隠せるときは隠しておくつもりだ。やばい時は容赦なく使うが。
最後の二つはまぁ、うん・・・ハトメヒトだもんな、としか言いようがない。
まいたけ一年分が本当に手に入っちゃいましたよ。よく1年分と聞くがどれくらいなのかと言われると、そこは主催者によってある程度かわるそうだ。
分かりやすく米で考えると、どうやら一般の人が一月に食べる米の量は大体5キロ位の統計が取られてるそうで、そこから12か月分・・・つまり米60キロが1年分に相当する。
そう、普通に一年分と言うとそうなんだが、とどいたまいたけは365キロ相当だった。1日に1キロまいたけを食べろと? 食べられると思うておられるのですのん? いや、普通のまいたけだったし悪くはないんだ、悪くないんだけど
こんなに要らないんだよなぁ・・・一応有難い事にアプリのプレゼントボックスに1スタック1キロとして365スタック分収納されているので食べたいときに1スタック分取り出せばいいんだけどさ・・・それでも1キロだ食い終わるまでにどれだけ時間がかかるかとか、それ以前にそこまでまいたけ食いたくないよ俺は。
プレゼントボックスの容量がほぼ無限に近く無かったら即座に廃棄してたね。
そしてクリアポイントは6000。流川は基礎ポイント+2000の3倍なので合計12000って所だ。MVPがあったとはいえ、初回から1万超えとはこのシーズンはインフレが激しくなりそうだと言ってたな。
「何にせよ次のミッションまでは数週間か、ゆっくり休むか、鍛錬ついでにポイント稼ぐかになりそうだなぁ」
「スキルもシーフ系のスキル多めに手に入れないとだよね。次はショコラ達絶対ミスらないんだから」
「あれは痛恨だったわぁ・・・あーしも油断してた」
「つっても失敗する時はするからな、未然に何とか出来るスキルとかがあればいいんだが」
「あ、それなら私見つけておいたぞ?」
「マジか!? どんな奴だ!?」
トラップ解除や探知を失敗したときの救済スキルがあるのなら少し値は張っても手に入れておきたい。俺もスキルとかは色々調べてたんだが、数が多すぎて全然上手く探せなかったんだよな。スキルを検索するとかそういう機能はないので、1ページずつスキル購入欄に載ってるスキルを1個ずつ調べて行かないとならないのは俺には苦行に近かった。
何の気なしに言う片桐だが、一体どれだけの時間をかけて調べたんだろうな・・・こういう時に彼女は本当に頼りになる。裏方に居るだけで安心度が上がるってのはほんと頼もしい。まぁ、参加しなかったら酷い事になるから参加せざるを得ないんだが。
「ほら、このスキルだよ。【ストップトラップ】って奴。SSRスキルで、セット条件がシーフ系スキルを5個以上セット時のみって書いてる。値段は4万ポイント」
「制限も多いし値段も高いが・・・どういう効果なんだ?」
「なんでも、感知失敗時とか罠解除失敗時に発動した罠を【発動した扱い】に変更するらしいよ? つまり効果は無効化されて発動しきった状態にするって奴」
「めっちゃ強いじゃん。まーちゃん! これ手に入れた方がいいよ!」
確かに滅茶苦茶強い。これがあればもう罠は怖くないが・・・あまりに強すぎる以上何かしらのデメリットはあるよな・・・と思ってページを見せてもらったが、一切のデメリットこそなく、発動時に自動発動する事もできてとても便利なんだが、24時間に1回と言う制限がかけられてた。
毎回毎回、常に自動発動してくれるって訳ではなく、万が一のための保険ともいえるスキルなんだろう。これがあれば死ぬ可能性が大きく減少するのは確かだ。
1日に1回しか発動出来ないので、切り札みたいな扱いになるし、SSRスキルの枠を消耗するから普通に考えるとこれをいれるのはとても厳しい。値段も4万ポイントって事は、これ一つでレベル1から3まで上がり、もう少しでレベル4が見える程のポイントが必要になるって事だ。
今の俺なら買えない事はないが、少し考えさせられる値段だな。
「確かに強いし、これがあれば安全だけど、1回だけの切り札に4万は辛いわね・・・」
「テルクシノエーの言う通りだな。まだ次のミッションがダンジョンアタックになるかはわからんし、今は様子を見ておこう。もしかしたら他にポイントが必要になるかもしれんからな」
「ごしゅがそう決めたんならいいと思うよ? それにほら、あのSレアチケ2枚でもしかしたら出るかもしれないじゃん?」
そういえば報酬にダンジョンアタック専用のSレアスキルチケットが2枚あったな。取っておいても仕方のない物だしさっさと使っておこう。
―199話了
──────────────────────────────────────
とある世界には、腕をぐっ! とするだけでありとあらゆる罠を解除する
とんでも存在が居るそうです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます