第14話 年がいくと口調が荒くなる

 六十前後からだろうか。

言葉が綺麗なままの人と

言葉が汚くなる年齢の境目になってくるのは。

 何かよくわからないが不満そうにしている。

とくに、身近な人に対して遠慮がなくなってゆく。

 家庭内の不満が家族にうつり

家族がギクシャクして、以前のように仲良くなれない。

口を開けば愚痴、家庭内の年齢も段々上がってゆく。

 傷つき心が揺らぐ。

揺らいでいる時間がに十分くらいだろうか。

人が怒っていられる時間とほぼ一緒だ。

 毎日の積み重ねで人生から抹消される。

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