イフ02 変わらない日々
アルファは一人だった。
アルファには、たくさん増殖する機能が付いていた。
だから、定期的に増殖しており、一人にはならなかった。
しかしその機能が停止してしまったため、今は一人だった。
一人になったアルファは何かをしなければいけないような、気がした。
けれど何も思いつかなかった。
ただ決められた時間に実験を行い、生存に必要な食欲と睡眠欲を見たし、それ以外の時間はただぼうっとしていた。
それ以外の事は知らなかった。
だから、アルファはなにもできなかった、ただぼんやりとすごすだけしか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます