異世界勇者と世界樹の守り人
きちくいんちょ
勇者コージの誕生!?
「生きているのか?」
「呼吸はしているみたいだが」
「目を開けてくれ」
そんな声が周りから聞こえる。
眠い。もっと寝かせててくれよ。
昨日はオンラインゲームでの
ボス撃破に時間がかかって
寝るのが遅くなったんだからよ。
そう心で呟くも周りから聞こえる声は続く
「まさか失敗か!?」
「死んでいるのか?」
少しづつ眠気が晴れて頭が冴えてきた
と同時におかしな事に気が付いた。
『俺今どこにいる?』
家のベッドで寝ていたはずなのに
体に伝わるのは
冷たく固い石の感覚だ。
おまけに普段は朝に起こしに来るのは
周りよりもパッとしない顔の
あの口うるせえババアの
「浩二起きなさい!」
って声か
図体はでけぇし厳つい顔しているのに
のそのそ動いてボソボソしゃべる
あのオヤジの
「浩二起きろ」
のどっちかだ。
目を瞑って聞こえる声は二人とは全然違う
複数の男性の声だ。
ザワザワと騒がしい空気の中
突如若い女性の声が聞こえた
「もしも起きないようならば
召喚失敗として研究解剖後に焼却処分の準備を」
「「「は!」」」
物騒な命令とそれに返事する複数の男の声が
聞こえたので慌てて目を開けて体を起こす。
その直後「おー」と歓声があがる。
周りを確認すると石で作られた広い部屋の中心に所謂魔法陣みたいなものがあって
その中心に寝ていた事になる。
これはよくある異世界召喚ってやつか?
ただ少し気になるのは魔法陣の周りに
黒いローブみたいなものをまとった人達が
複数立っているのだが、
その人達と自分との間には
何かの金属で作られた檻があるって事だ。
まるで魔法陣から出てきたものが
大型で危険な生き物だった時の
安全策として置かれているようにだ。
「おまちしてました勇者様」
先ほど物騒な事を言っていた女性と同じ声が
ローブの男たちの後ろから聞こえる。
顔を向けると男達が固まっていたところから
赤い髪の大きなクリっとした目の
可愛らしい顔をした
綺麗な白いドレス姿の女性(女の子?)の
姿が見える。
「ゆうしゃ?」
思わず素っ頓狂な声が出た。
まさかまさかと思っていたがテンプレ的な
アレかと内心動揺を隠せない。
「そうです勇者様。
私達の世界を救っていただきたくて
御呼びしました。
どうか助けていただけないでしょうか?」
※※※
あとがき
※※※
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
きちくいんちょです。
本を読むのは好きだけど小説なんか書いたことの無い素人が、溢れるアイデアを家族に内緒でコツコツ書いてるので読み難い稚拙な文で遅い更新ですが、楽しんでいただけたら幸いです。
それと基本的にスマホで更新していることが多いのですが、ここのあとがきのように改行少く長々書くとスマホで読み直す時自分でも読み難く感じてしまうので本編は簡素な表現や改行の頻度が高いです。
それが逆に読み難い等の意見ありましたら編集します。
最後に今主人公みたいな立ち位置のコージ君ですが、華々しい活躍の場はまだまだ先の話です。色々なキャラクターを登場させるつもりですので楽しんでもらえるように頑張ります。
※追伸
☆やフォローもらえるととても嬉しいですね。
頂いた方にはお返しします。
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