初恋貴譚
五木史人
1章 転校生の少女
第壱話 転校生の少女の事情
「大人の事情によって、子ども達は傷つき、減っていく。
そんな、か弱き大人の事情に、私は従わない!」
転校生の少女はそう言うと、僕の背中を押した。
僕の目の前には、【か弱き大人の事情】の当事者たる
か弱き大人たちが、立ち塞がっていた。
「か弱き・・・」と言っても、大人は大人、力の差は歴然なのに・・・
「僕に戦えと?」
転校生の少女は再び、僕の背中を押した。
逃げたい・・・・でも、逃げたら多分、嫌われる。
だから僕は、か弱き大人たちを睨み付けた。
その後は大変だっだけど、結果、僕は転校生の少女に認められた。
僕に取ってそれは、世界を敵にしたって、手に入れるべき物だったんだ。
つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます