2023年10月26日 20:09
第9話への応援コメント
初めまして。この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。二万字ほど拝読致しました。丁寧な文章で、物語が表現されていた作品だと思います。人物の背景や心情が事細かに描写されており、読者が共感、感情移入しやすくなる構造が作られていました。主人公をはじめ、親族や公爵も「決して悪い人物ではない」という風に書かれていたのが良い方向に作用していた印象です。丁寧な文章のデメリットについては後述しますが、堅実さを感じ取ることができる作品に仕上がっていました。よりよいものを作ろうとしていることが窺えます。気になった点は二つほどです。一つは、「ギフト」について。これは存在感が薄い気がしました。紹介されるのも遅いので、後付け設定のような印象を抱いてしまいます。拝読した範囲での主人公周辺の出来事は、「彼女のカリスマ性」で説明ができるので、この設定がより小さく見えてしまうのでしょう。「ギフト」を目立たせるのなら早い段階で設定を開示して、物語の進行に反映させることが大事です。そうすれば、読者はこの設定の重要さに気づくことができますので。もう一つは、文章表現について。冒頭の内容の続きになります。本文における文章表現からは丁寧さが伝わる反面、同時に冗長さも色濃く表れています。作者様は、描写を詳しく書き込みすぎるきらいがあります。それによって、読者が文章から想像する機会を奪っています。物語や人物の心情を想像できる、というのも小説の醍醐味の一つです。仮に「○○は~~をしました。つまり、△△と思っているのです。これでは××で、♢♢になります」という風にすべて描写された文章が延々に続いたら、読んでいて面白くないはずです。これは大袈裟な例ですが、本作は似たようなことをしています。よほど難解な作品でない限り、描写には余白を持たせることも大切です。人物の心情を詳らかに書かずに些細な仕草で表現したり、情景描写でヒントを与えたりと。そうした遠回しな表現が、ときにはアクセントになります。それらを柔軟に書き分け、ほどよいテンポ感になるように作品を味付けしてみてください。最後に、気づいた範囲で誤字脱字の報告を。第5話より:倦怠感は脱ぐない。→拭えない?第6話より:ありがとうと業者に少し多めのお金を渡して通りを歩けば、→御者 :ルーカスと同じょうにこてんと、→同じように第9話より:OKを出してくれたことに胸を撫で下す。→撫で下ろす以上になります。少しでも、創作活動のお役に立てたのなら幸いです。
作者からの返信
島流しにされた男爵イモさま、はじめまして。この度はありがとうございます。丁寧に物語を表現出来ていると、仰っていただき、嬉しく思います。「ギフト」の使い方、とても参考になりました。ネタを小出しにする癖があるため、引き伸ばしすぎていたのだと、気付きを得られました。文章表現は常に気にしていて、でも、どう改善していいか分からなかったため、明確におっしゃってくださり、とても助かりました。どこまで描き、余白を残すかを意識して、今後書いていこうと思います。また誤字のお知らせまでありがとうごさいます。修正します。企画参加者が多い中、二万字もお読み下さり、良いところと指摘箇所を見つけて下さり、ありがとうございました。これからも励んでいきます。
2023年9月27日 13:07
第3話への応援コメント
コメント失礼します恋愛のれの字も知らないからこそ危うそうですね……
深宙様返信遅くなり、申し訳ありません、そうですね…一体どうなって行くのか、見守っていただけたら、と思います。コメント、ありがとうございました。
第9話への応援コメント
初めまして。
この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。
二万字ほど拝読致しました。
丁寧な文章で、物語が表現されていた作品だと思います。人物の背景や心情が事細かに描写されており、読者が共感、感情移入しやすくなる構造が作られていました。主人公をはじめ、親族や公爵も「決して悪い人物ではない」という風に書かれていたのが良い方向に作用していた印象です。丁寧な文章のデメリットについては後述しますが、堅実さを感じ取ることができる作品に仕上がっていました。よりよいものを作ろうとしていることが窺えます。
気になった点は二つほどです。
一つは、「ギフト」について。これは存在感が薄い気がしました。紹介されるのも遅いので、後付け設定のような印象を抱いてしまいます。拝読した範囲での主人公周辺の出来事は、「彼女のカリスマ性」で説明ができるので、この設定がより小さく見えてしまうのでしょう。「ギフト」を目立たせるのなら早い段階で設定を開示して、物語の進行に反映させることが大事です。そうすれば、読者はこの設定の重要さに気づくことができますので。
もう一つは、文章表現について。冒頭の内容の続きになります。本文における文章表現からは丁寧さが伝わる反面、同時に冗長さも色濃く表れています。作者様は、描写を詳しく書き込みすぎるきらいがあります。それによって、読者が文章から想像する機会を奪っています。物語や人物の心情を想像できる、というのも小説の醍醐味の一つです。仮に「○○は~~をしました。つまり、△△と思っているのです。これでは××で、♢♢になります」という風にすべて描写された文章が延々に続いたら、読んでいて面白くないはずです。これは大袈裟な例ですが、本作は似たようなことをしています。よほど難解な作品でない限り、描写には余白を持たせることも大切です。人物の心情を詳らかに書かずに些細な仕草で表現したり、情景描写でヒントを与えたりと。そうした遠回しな表現が、ときにはアクセントになります。それらを柔軟に書き分け、ほどよいテンポ感になるように作品を味付けしてみてください。
最後に、気づいた範囲で誤字脱字の報告を。
第5話より:倦怠感は脱ぐない。→拭えない?
第6話より:ありがとうと業者に少し多めのお金を渡して通りを歩けば、→御者
:ルーカスと同じょうにこてんと、→同じように
第9話より:OKを出してくれたことに胸を撫で下す。→撫で下ろす
以上になります。
少しでも、創作活動のお役に立てたのなら幸いです。
作者からの返信
島流しにされた男爵イモさま、はじめまして。
この度はありがとうございます。
丁寧に物語を表現出来ていると、仰っていただき、嬉しく思います。
「ギフト」の使い方、とても参考になりました。
ネタを小出しにする癖があるため、引き伸ばしすぎていたのだと、気付きを得られました。
文章表現は常に気にしていて、でも、どう改善していいか分からなかったため、明確におっしゃってくださり、とても助かりました。
どこまで描き、余白を残すかを意識して、今後書いていこうと思います。
また誤字のお知らせまでありがとうごさいます。修正します。
企画参加者が多い中、二万字もお読み下さり、良いところと指摘箇所を見つけて下さり、ありがとうございました。
これからも励んでいきます。