応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 第9話への応援コメント

    初めまして。
    この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。

    二万字ほど拝読致しました。
    丁寧な文章で、物語が表現されていた作品だと思います。人物の背景や心情が事細かに描写されており、読者が共感、感情移入しやすくなる構造が作られていました。主人公をはじめ、親族や公爵も「決して悪い人物ではない」という風に書かれていたのが良い方向に作用していた印象です。丁寧な文章のデメリットについては後述しますが、堅実さを感じ取ることができる作品に仕上がっていました。よりよいものを作ろうとしていることが窺えます。

    気になった点は二つほどです。
    一つは、「ギフト」について。これは存在感が薄い気がしました。紹介されるのも遅いので、後付け設定のような印象を抱いてしまいます。拝読した範囲での主人公周辺の出来事は、「彼女のカリスマ性」で説明ができるので、この設定がより小さく見えてしまうのでしょう。「ギフト」を目立たせるのなら早い段階で設定を開示して、物語の進行に反映させることが大事です。そうすれば、読者はこの設定の重要さに気づくことができますので。

    もう一つは、文章表現について。冒頭の内容の続きになります。本文における文章表現からは丁寧さが伝わる反面、同時に冗長さも色濃く表れています。作者様は、描写を詳しく書き込みすぎるきらいがあります。それによって、読者が文章から想像する機会を奪っています。物語や人物の心情を想像できる、というのも小説の醍醐味の一つです。仮に「○○は~~をしました。つまり、△△と思っているのです。これでは××で、♢♢になります」という風にすべて描写された文章が延々に続いたら、読んでいて面白くないはずです。これは大袈裟な例ですが、本作は似たようなことをしています。よほど難解な作品でない限り、描写には余白を持たせることも大切です。人物の心情を詳らかに書かずに些細な仕草で表現したり、情景描写でヒントを与えたりと。そうした遠回しな表現が、ときにはアクセントになります。それらを柔軟に書き分け、ほどよいテンポ感になるように作品を味付けしてみてください。

    最後に、気づいた範囲で誤字脱字の報告を。
    第5話より:倦怠感は脱ぐない。→拭えない?
    第6話より:ありがとうと業者に少し多めのお金を渡して通りを歩けば、→御者
         :ルーカスと同じょうにこてんと、→同じように
    第9話より:OKを出してくれたことに胸を撫で下す。→撫で下ろす

    以上になります。
    少しでも、創作活動のお役に立てたのなら幸いです。

    作者からの返信

    島流しにされた男爵イモさま、はじめまして。
    この度はありがとうございます。

    丁寧に物語を表現出来ていると、仰っていただき、嬉しく思います。

    「ギフト」の使い方、とても参考になりました。
    ネタを小出しにする癖があるため、引き伸ばしすぎていたのだと、気付きを得られました。

    文章表現は常に気にしていて、でも、どう改善していいか分からなかったため、明確におっしゃってくださり、とても助かりました。
    どこまで描き、余白を残すかを意識して、今後書いていこうと思います。

    また誤字のお知らせまでありがとうごさいます。修正します。

    企画参加者が多い中、二万字もお読み下さり、良いところと指摘箇所を見つけて下さり、ありがとうございました。
    これからも励んでいきます。

    編集済
  • 第3話への応援コメント

    コメント失礼します
    恋愛のれの字も知らないからこそ危うそうですね……

    作者からの返信

    深宙様

    返信遅くなり、申し訳ありません、
    そうですね…一体どうなって行くのか、見守っていただけたら、と思います。
    コメント、ありがとうございました。