今日も、動かない。
「お姉ちゃん、おはよ……」
私は作業の手を止めずに、背を向けたまま挨拶を返す。
「おはよう、よく寝れた?」
「……」
「……ねぇ」
「……」
振り返ると、妹は固まっていた。
亡くなった妹をロボットにする事って、難しいんだな……。
私は妹を抱え、先程まで作業をしていた研究室に運び込んだ。
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