030 デバッガー

目が覚めると知らない部屋に居た。

手錠がかけられており、行動に大幅な制限がかかっている。

天井から鍵が紐でぶら下げられているが手は届かない。

監視用カメラも設置されている。

これはアレだ。

不意に声が響いた。

『キミには私の作ったゲーム、のデバッグに付き合ってもらう』

またかよ、田中。

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