第2話



ちっ、、またかよ!!!面倒な仕事が回ってきた!!!

また産業スパイの仕事かよ!!!


俺は、、前回の仕事によるギャラを使い切って、、

新たなる仕事を待っている状態だった


しかし、俺に仕事の選択権は無く、

またもや前回と似たような仕事しか回ってこなかった


前回の研究施設が、、またもややってくれたようだ、、

俺が探る商品は、、縦に寝る機械


それも縦に寝る機械、パート2だとか!!!

あんなくだらない機械に、2を作るな!!!


しょうがなく、俺は前回奪っておいた社員証を用意して、

研究施設に潜り込むことにした


ぴぴっ!!!前回の社員証でも、、

セキュリティドアが開く、とんだザル警備だぜ!!!


さてと、この中には、、あったあった、

5台の縦に寝る機械、、パート2、、、だ!!!


前の縦に寝る機械より、グレードアップされたようにも見える、、

だが、所詮はNERU


縦に寝るだけの機械、、粗大ゴミにしかならないだろう、、

見た目はそうだが、、、さて


中身はどうなった???俺は5台のうちの

真ん中のNERUの扉を開いてみた、、!!!


がちゃん!!!、、う、うわっ!!!

、な、、なんだね君は!!!うちの社員かね!!!


見ない顔だが、、いや、、分かっている、、

みなまで言うな、、新入社員だね、、???


私はこの研究所の社長!!!今、

このNERU2の寝心地を確かめていたところだ!!!


キミ、!!!私はもう少し寝たい、、だから、、

横のNERU2で寝ている研究員から、


NERU2の説明を受けるといい!!!それでは、、!!!

がちゃん!!!ぐうう!!!


俺は商品の秘密を奪うため、、

その研究員から解説をしてもらうことにした、、、!!!


がちゃん!!!扉を開けると、眠り込んでいた研究員が、

こちらに倒れこんできた!!!


ばたん!!!ぎゃああああああああああああああああああ!!!

痛い痛い痛い痛い!!!



な、、何をするんですか!!!

突然開けないでください!!!良く寝ていたのに、、、、


だが待てよ、、これは一つの問題点かもしれないぞ、そうか、、、

突然扉が開いたときに


倒れこんでしまうという問題があったのか!!!

縦に寝ているからには、当然起こる問題


まだまだ改良の余地があるな、NERU2は、!!!

わはははははははははははは!!!


いらねぇよ!!!NERUなんて、、!!!

前回と何も変わってねぇじゃねぇか、!!!


ん???貴様、、まさか、、そうだ、、見覚えがある、、、、

そう、、我々の計画を前回


台無しにしてくれた産業スパイ!!!まさか、、

お前がまた来たのか???ふふふふふふ


そうか、それならば、教えてやろう!!!

今回のNERU2はNERUと全くの別物だと


いいか???このNERU2は

ただ眠りに誘うだけの機能ももちろんある、、だが、、、


それ以上の新機能を追加したのだ、、

その機能こそがああああ???、、死ぬ機能!!!


いいか???使い方は、中に入って、

この機械の扉を閉めて、スイッチをオンにするだけ


そうすれば、、ガスが出てきて、、

中にいる人間は死に至る、、意識も痛みもなくな、、


スイッチは、中にいる人間にしか、つけられない、

つまり自殺しかできない構造だ!!!


そう!!!NERU2は安楽死用の機械!!!

安楽のうちに死ねる、、、夢の機械なのだ


殺人に使えない、、自殺にしか使えないという機械、

どれだけの需要が見込めるか???


第一世代、中に入って寝るだけのNERUは、

売れずにわが社に大損害をもたらした、、


だが、、この新機能があれば、、、確実に今度は売れる、、

代用などできようはずもない


今までの世の中に無かった機能なのだからな、

椅子で死ねるか???あ???どうなんだ


いつでも死ねる、楽に死ぬことができるという事が、、

どれだけ大事か分かるかい???



困難な目に遭っても、、死ぬことができるというだけで、、

希望がある、、死の選択肢が


あるだけで死ねるなら、、死ぬ気で頑張ってみようと思える!!!

人間の死に方は色々と


あるが、どれも辛いものばかり、死ぬときはみな辛いのだ!!!

楽に死ねる方法は少ない


だが、、その楽に死ねる機能を実現した!!!

これさえあれば、、皆が楽に死ねる!!!


この縦に寝る機械ができれば、人は立ったまま死ぬことができる!!!

人としての尊厳を


保ったまま死ねる!!!前回は、、希望のない社会だった、、

だが、、今回は、、むしろ


希望にあふれた社会になるだろう、!!!

どうだ???死ぬ椅子でも考えてみるか???


ちっ、、うるせぇな!!!だが、、その寝る機械には、

大欠陥があるぜ、それもたくさん


俺がレクチャーしてやろう、、そういうことには、、

興味があってね、、さて、、まずは


悪用を考えなければならない、、いつでも死ねるという事が、

どういうことをもたらすか


いつでも死ねるなら、犯罪を犯してから死んでやるという人間が、

出てくる可能性もある


もしくは、犯罪を犯してしまったから、

捕まる前に死ぬという人間、、、当然出てくるに


決まっている、、そして、、死んだら周りの人が困るのに、

死んでしまうという人間、、


良い人が死んでもらっても困る、当然、

何か月もの審査や生活の管理が必要となってくる


だろう、機械だけあればいいってもんじゃない!!!

分かるか???おバカな研究者さん


そ、、そ、、そ、、それはこれから考えるのであってだなぁ!!!

ち、ちくしょう!!!


それに、殺人に使えないといったが、

中に入っている人間を脅して殺す可能性だってある


まあ、、包丁で八つ裂きにして殺すよりはましだが、、

楽に殺せるからこそ、、、簡単に



犯行に及ぶ可能性もある、、スイッチをオンにしないと、

外でぼこぼこにしてやるとかな


黙れ!!!ユーザーは、黙って機械のスイッチを

オンにすればいい!!!つまり、、、、


死ねばいいってことだ、、

うわっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!


ユーザーがどうなろうと、開発元は知った事じゃない、

ごちゃごちゃになればいい!!!


だが、ユーザーが死んだ場合、、開発元は、、

自殺を助けた、つまり、、自殺ほう助した


ということ!!!お前は、犯罪を犯しているんだ!!!

お前が犯罪者になるんだよ!!!


俺が殺人機械を作っていると、みんな、触れ回ってやる!!!

すろとどうなるかな???


ふっ、そうか、やはりそうきたか、やはり私は、

殺人を悪とする法律、世間の認識の闇に


逆らえなかったようだ、、、!!!

分かった!!!皆まで言うな、、私はそろそろ死ぬよ


このNERU2に入ってな、!!!だが、、

その前に、それはお前を殺してからだ!!!


がちゃん!!!NERU2に入る研究者、、

すると、NERU2に手足が生えた、!!!


またかよ!!!まったく同じ展開じゃねぇか!!!

手足作りたいだけだろ、こいつ!!!


そう、!!!NERU2は中にいる人間を殺すだけでなく、、

緊急時には、、外の人間を


殺す機能も備わっている!!!もちろん、、

開発者権限が必要だがな!!!外の人間を、


皆殺しにしてから、、自殺機能が作動する、殺人者になっても、

確実に死ねる機能!!!


そう、、NERU2こそが、殺人マシーン!!!

その場にいる人間は、、全滅する!!!


NERU2を世の中にいっぱい量産し、、売り切った後に、、

この機能を追加することで


、、腐った人類を根絶やしにする!!!それこそが、、

私の億万長者ストーリー、そして


、、人類根絶やし計画!!!希望ある社会を作るなんて、、

大ウソさ!!!本当は、、、

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