第24話【他視点】日本ランキング一位の計画

最近新しく強者が誕生したと聞いた…なんでも双頭のゴーレムをテイムしているというらしい。そしてレベルを上げて成体のゴーレムにまで進化させたそうだ…


「彼のことを我らのギルドに入れるのに賛成するか反対するか…君たちの意見を聞きたい。」


俺の目の前にいるのは、日本ランキング3位と4位などの強者たちだ。そして俺たちは今綿密な計画を立てているのだ。日本という国は政治家が国民を搾取している…だから俺等若者が今後の日本を統治するんだ!!


「そうですね…双頭のゴーレムというのには非常に興味があります。見たところ知能が非常に高い個体でしょうし…戦闘で指示をすれば絶対に言うことを聞いてくれるでしょうね」


「ふむ…彼を迎い入れることは賛成ということでいいかな?」


「私は賛成です。しかし…見たところ反対のものも居るようですよ?ねぇ…日本ランキング5位の東郷さん?」


「その通り…儂は反対だ。」


「どうしてかな?君にとっても我々にとっても非常にいい話だと思うんだが…反対するなら相応の理由があるんだろうな?」


「もちろんだ。儂はかのものの配信を見た…だが、かのものがダンジョンでしていたことと言えばモンスターのスキルに任せた戦闘ばかり…自分の力で戦えないようでは、意味がないと思うぞ。」


「東郷さん…あなたがモンスターと共に戦い今の地位を手に入れたのは知っています。ですが、今の最優先事項はこの国を変えることです。そのためならばどんなものであろうと受け入れるのがいい判断だと思うぞ?」


「だがな…」


「納得いただけないのであれば結構。だがこの計画を立てたのは俺だ。意見を聞くと言ったが、反対意見を受け入れるとは言っていない…この話を聞いてもなお反対をするか?」


「…わかった。儂も賛成しよう。しかしその上で疑問がある…そのものに接触して説明をしたとして我々についてくれるだろうか…普通に考えるなら無理だと思うのだが…」


「そこに関しては8位の京楽君から話を事前に聞いている…もし、従ってくれないのであれば放置で構わないさ。」


「どういう事だ?我々が通常国会の最中に侵入して戦うことは知っているのだが…その者が我々につかなくても構わないということであっているか?」


「そういう事だ。それに俺に考えがある…我々が日本を統治した後は、それぞれで勢力を拡大してもらいます。簡単に言えばギルドというものを作ってもらいます。」


「ギルド?ダンジョン省みたいな感じで探索者たちの集まりみたいのを作れば良いのか?」


「そのとおりだ。この場に欠席している2位と6位…後は9位には私から伝えておくから安心したまえ。」


「分かった…それで?計画の実行はいつなんだ?今日聞かされると聞いていたんだが…」


「計画の実行は三日後…定例国会が始まるころだ。」


「なるほど…テレビの中継もあるだろうし、インパクトもあるだろうな!!」


「そうだ。我々が日本を統治して薄汚い老人共を排除する!!殺しはしないが、幽閉状態にはしておかないとな。」


「日本ランキング一位である君なら一人でも出来そうだけどなぁ…桐生君?」


「俺一人でも戦えはするだろうけど、警察の銃弾を四方八方から浴びれば死ぬさ。それに俺のテイムモンスターだって数万発くらえば死にかけるだろうさ。」


「君のテイムモンスターはドラゴンだったかな?」


「そうだ。全ての魔法に対して高い耐性を持ち、物理耐性も高い…そして圧倒的なまでの破壊力を持つブレスを使用することが出来る強力なモンスターだ。だけどモンスターにだって体力という限界はある…無駄に消耗させないで一気に制圧することが今回の計画には絶対条件だ。」


「わかった。それじゃあ誰が先程言っていた少年に話に行くんだ?だれもいかないようなら儂が行くけど…」


「それは俺自身が行く。君たちはアイテムなどを買い漁っておけ…これからは我々の時代だ。海外のトップランカーとも戦う必要が出てくるかも知れないからな。」


「それじゃあ、儂はこれで失礼させていただく…何か問題が発生したらすぐに連絡をくれ。」


俺が集めたのは日本ランキングの中でも100番以内にはいる人達だ。これだけいれば世界ランカーが国会議員共の護衛についていたとしても問題なく戦えるだろう…




「これから楽しくなるぞ…日本の膿を全て排除してやる!!そして俺がこの国を引っ張って行く!!」


それに俺は知っているんだ。あいつらがどれだけクズな奴らかってことを…権力を盾に人のことを平気で脅して、悦に浸る…そして弱者からすべてを奪うんだ!!


「このモンスター達が現れてくれてから全てが変わったんだ…底辺で泥水をすすり続けてきた俺が陽の目を浴びることが出来たんだ…世間からは注目されるようになって、世界レベルで有名になれた…」


俺は奪われることはなくなったけど、まだ奪われ続けている人がいる…その人達を救うためにはこの方法が最善だ。







我々がすることは決してクーデターなどではない…弱者を救うための行動だ!!












今日も見てくださりありがとうございます!!深夜には投稿するつもりなので是非来てくださいね!!


明日は頑張って三本投稿できたら良いな〜って思ってます!!今日の19:00くらいにもう一本上げます!!ファルコンちゃんの名前はそこで判明させます!!


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