上昇トレンドの正体

僕はnoteで毎週水曜日にエッセイを書くことにしました。今日下書きしたのは「上昇トレンドの正体」という難問です。


ある学説に株価の動きは複雑系なので、その上げ下げはランダムであると声高に言い張る学者たちがいます。まあ株で大損こいた連中の主張なんでしょうけど。

しかしそれでは上昇トレンドや下降トレンドの説明がつきません。ランダム・ウォークの要素も確かにありますが、それでは僕の投資法は成り立ちません。株価がランダムに動いているとすれば、スイングトレードという投資形態自体を否定することになってしまいます。


そんな学者たちが理解できていないもの。それこそが期待値理論だと僕は考えています。


これ書いちゃうとパラメーターの意味が分かっちゃうんで詳しくは書けないんですけど(じゃあ話題に乗せるなよ)その昔パチプロという人たちがおりまして、ボーダー理論(期待値理論をパチンコに応用した時の呼び方です)これを伝わるかどうか分かりませんが、まず説明いたします。



 パチンコ台はいわゆる甘海というものを想定する。確率は100分の1で一回『単発』大当たり。出玉は1000発、連チャンは無しだ。


確率変動無しの機種なんか今はほとんど無いが簡単なモデルケースなので単発当たりだけとする。店のルールは等価交換。1玉4円で買って、流す時も1玉4円だ。


1000円で25回転回る台を選んで打ち始める。4000円で確率分の100回回せるだろう。4000円使って確率どおり100回で当たった。出玉は1000発だから、等価で流すと1玉4円なので4000円戻ってくる。つまりプラスマイナスゼロ。これがパチンコ雑誌などで「ボーダーライン」と呼ばれているものだ。


それじゃあ同じ機種で1000円で33回転回る台を打てばどうなると思う?3000円使えば確率分の100回回せる。出玉は1000発変わらず。1玉4円で流せば4000円戻ってくる。


つまり3000円使って4000円戻ってくるんだから1000円の儲けだ。


この超簡単な原理でパチンコというものは勝ち負けを繰り返し、回る台を打ち続けている人間は勝ち続け、回らない台を打ち続けている人間は負け続けているわけだ。


(漂揺の狩人-僕の書いた小説より抜粋)



お分かりいただけたでしょうか。目指す目標金額は予想できる。しかし確率とは偏るのが前提なのでいつも100回転目で当たるはずがない。しかし「大数の法則」でいい台を打ち続けていれば結果はどんどん計算値通りに収束していき、長くやればやるほど結果は後からついてくる。


この知見で上昇トレンドを説明すれば、上昇するべき「目標株価」はある。しかしいつもいつもその株価に到達できるかは、株は複雑系なのでバラバラな動きをしているように一見見えるが、目標株価に向かってランダムながらも近づいていく。それを均して見てみればチャート上は上昇トレンドとなって表れてくる。


これがトレンドというものの正体です。


少し分かりにくかったでしょうか。しかし僕の説明力ではこれが限界かな。まあ、なんとなく伝わればいいんですよ。笑


とにかく個別株はランダムながらもトレンドに乗っている。一見相反する主張ながらもそれがトレンドの現実です。これにはその銘柄を持っている人の心理的な要素も入ってきますんで実態はさらに複雑化しますが、期待値理論ではそれら「複雑系」なるものも「大数の法則」によってすべて包み込みバラバラな結果を一点に向かって収束させていく。


頭を使いすぎました。ね、熱が……笑



こうした書き物で飽きさせないのも人気が出るかなと思いまして。あざとい笑


ネタはこの億万長者に無限に転がっていますしね。ネタ切れになることもないでしょう。

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