【短編】初級ダンジョンRTA走者 世界最速を達成したので解説動画を公開したら参考にならなすぎで大バズりしてしまう

ねこ鍋@最強エルフ転生

第1話 自己記録更新する

「グガアアアアアア!!」


 100層ボスのブラックドラゴンが断末魔の叫びを上げる。


「たかが人間如きに、このワレが……」


 なにか話しているが、もちろんそんなのを聞いている暇はない。

 タイムは命より重いんだ。

 ダンジョンのボスが倒れると地上に戻るワープゲートが出現する。だけどそれを待っていたら数秒のロスだ。


「我を倒したぐらいでいい気になるな。ここは初級ダンジョン。貴様なぞ中級ではゴミのように……」

「100倍加速・ホワイトフレア」

「ギャアアアアアアアアア!?」


 なのでさっさと死体を焼却する。加速魔法と重ねがけなので、燃える速度も100倍だ。


「ちょ、ま、貴様、まだセリフが……」

「悪いけどお前を倒すのはもう……えっと、数えてないけど数百回目なんだわ。さっさと消えてくれ」

「おのれニンゲンめ、罪深きものめ……! 我の命すら道具としてしか見ないのか……!」


 白い炎の中で燃え尽きていく。


 ブラックドラゴンはその名の通り闇属性。聖属性のホワイトフレアは効果抜群だ。しかも今の時刻は昼の12:00だから、聖属性の魔法が最も強くなる時間だ。それはもう抜群に燃えていた。

 やがてドラゴンが消え去り、宝箱と同時にワープゲートが現れる。


 おっ、金箱だ。あれってレアなんだよな。100層ボスの金箱ともなれば超高レア。何百回と倒してる俺だってまだ数回しか見たことない。中身によっては1000万くらいで売れるだろう。


「タイムロスだからスルーだけどな」


 宝箱を無視してワープゲートに飛び込む。

 視界が歪んで、暗いダンジョン内から明るい外に出た。

 同時に目の前にセットしてあったダンジョンクロックを叩く。

 表示されていたタイマーがその瞬間に記録を決定させた。


『00:29:48』


「……いよっしゃああああああああああああああああ!!!!!」


 思わずガッツポーズが出てしまう。

 ついに大台の30切りを達成できた。


 ああ、感慨深い。理論上の最短チャートを組んでからトライすること多分100回くらい。ようやく一つの目標を達成することができた。

 集中力がいるから、1日に何回も挑戦できないんだよな。それに体調が少しでも悪いとタイムに影響してしまう。


 ベストなコンディションの時でないと最速は出せない。そのせいで半年くらいかかってしまった。

 だけどそれだけに達成感もひとしおだ。

 ようやくゆっくり休めそうだ。いつもは目を閉じてもダンジョンを走る光景が頭に浮かんできて全く寝付けなかったからな。

 そんなことを思っていると、1人の女の子がこっちに近づいてきた。


「お疲れ様ケンジ。またタイムアタックなんてやってたの?」


 幼馴染のシオリだ。

 ちょっとキツめの瞳と口調が特徴だが、よく見なくても超美人なのがわかる。

 現役女子高生で、胸もかなり大きくて、しかも冒険者ランクS級。これで人気の出ないわけがない。


 実際ダンジョン配信者としても有名で、確か登録者がこのあいだ100万人と突破したとか言ってたっけ。

 俺は配信はしてないから詳しくは知らないが、それでもかなりすごいんだろうなということくらいはわかる。


「ああ、見てくれよシオリ! ついに自己ベストを更新したんだ!」


 俺はさっき止めたばかりのダンジョンクロックをシオリに指差した。

 そこに表示された時間を見て、シオリが驚いたような呆れたような表情になる。


「……その記録、本当なの?」

「まあ疑いたくなるのもわかる。だけどこのゲートから出てきたのは栞も見てただろ?」


 ワープゲートから帰還した場合、専用の出口から戻ってくることになる。だからここを使って出てきたということは、つまり100層ボスを倒して帰還したことに他ならない。

 だからその目の前に置かれたダンジョンクロックを押すまでがRTAでのルールとなっていた。

 それでもシオリはまだ疑っているようだった。


「だってその記録……。ねえ、あんたは初級ダンジョンの最速クリアタイムは知ってるでしょ?」

「……いや、そう言えば知らないな」

「なんでよ。あんたRTAやってるんじゃなかったの」

「他人の記録なんか知ってもしょうがないだろ。重要なのは自分がどれだけ早くクリアできるかなんだし」


「それでも他人の動画とかを攻略の参考にするでしょ」

「そんなことしたらつまらないだろ! 自分で考えて攻略するから面白いのに、他人の答えを見たらつまらないじゃないか」

「はあ……。そういえばあんたはそういう性格だったわね」


 シオリが呆れたようにため息をつく。


「じゃあ参考までに教えてあげるわ。つい最近初級ダンジョンの公式最速クリアタイムが更新されて話題になったばかりなの。ちなみにそのタイムは1時間58分30秒」

「えっ、そんなに遅いのか」


 まあ初級ダンジョンだしな。走者がいないのかもな。


「なのにあんたは……」


 栞がもう一度ダンジョンクロックの記録を見つめる。


「29秒って……。疑うのも無理はないと思わない?」

「でも俺程度でも出来るんだし、それくらい普通なんじゃないのか?」


 俺は初級ダンジョンしか潜ってない。

 でも世の中には中級、上級ダンジョンもあり、さらに上のユニークダンジョンというものまであるらしい。


「まあ誰も初級ダンジョンなんて潜らないだろうから、記録もそんなものなのかもしれないけどな」

「確かにあんたみたいにクリアするタイムだけを重視して、途中のアイテムやレアモンスターすら無視する人はいないでしょうけど」


 ああなるほど、そういうことか。

 確かに普通はダンジョンにはレベル上げとか、アイテム集めに来るんだもんな。

 俺みたいにRTAする人じたいいないのか。


「こんなに面白いのになんで誰もしないんだろうな」

「そうだ。あんた動画配信しなさいよ」

「動画配信? なんで俺が?」

「あんたがRTAの攻略動画を出すのよ。そうしたらそれを見た人がRTAの面白さに気がついて、RTAの人口が増えるかもしれないでしょ」

「おお! それはいいアイディアだな!」


 テンションが上がったけど、すぐ問題に気がついた。


「俺配信なんてしたことないからやり方わからないんだけど」

「あんた、あたしが誰だか忘れてない?」

「幼馴染の姫宮シオリだろ?」

「そうよ。そして登録者100万人超えの有名配信者でもあるのよ」

「つまり?」

「ここまで言ってなんでわからないのよ……。相変わらずダンジョン以外のことはほんとダメね」

「そんな褒めるなよ」

「褒めてないわよ。配信に詳しいこのあたしが教えてあげるって言ってるのよ」


 ああ、確かにその手があったか。

 シオリならその手のことも詳しいだろうからな。


「じゃあ頼んでいいかな。ありがとう」

「……ん」


 シオリがうなずく。


「でもなんで俺なんかにそこまでしてくれるんだ」

「なんでって……」


 一瞬目を逸らしたが、すぐにこちらを睨み付けるように見てくる。


「……幼馴染だからよ。他に理由なんてないわ」


 まあそうか。友達って大事だしな。


「あーでも配信かあ。顔出しとかなんだよなやっぱ。今から緊張してきた」


 見たことならたまにあるけど、自分でやるなんて考えたことないからな。

 あれだろ。攻略動画ってことは、色々解説したり、雑談とかで小粋なトークとかもしないといけないんだろ?

 ちょっと自信ないなあ。


「俺なんかがやっても見てもらえるのかな」

「それは大丈夫よ」


 心配する俺に、シオリは力強く頷いてくれた。


「絶対に大バズりするから」


第2話 初配信


 さっそく次の休日に、シオリに付き合ってもらって配信道具を買いに来た。

 今時通販でもいいのではと思ったけど、シオリは頑なに実際に言って確かめなければダメだと主張したんだ。

 なので大型家電ショップで色々と買ってきた。

 ずっとダンジョンにこもってて知らなかったけど、最近はいろんなのがあるんだな。


 そういや今日のシオリはいつもみるような制服とかダンジョンようの装備じゃなく、普通に女の子らしい可愛い私服だ。

 やっぱり外に買いに行くならちゃんとした格好をしないといけないもんなあ。

 俺なんて安売りされてた無地のシャツとジーパンだったきたから、シオリに冷たい目で見られてしまった。

 次からはちゃんとした服を着ることにしよう。シオリは怒ると怖いからな。


 最近のダンジョン配信用カメラは魔法の力で浮遊しながらこちらを追尾するものが主流らしかった。

 確かにいちいち手で持ちながら配信すると片手が塞がるしな。カメラマンを同行させる方法もあるらしく、しおりも最初はそうしようとしてくれたんだが、RTAだと俺の速度についてこれないんだよな。だから追尾型にしたんだ。

 と言っても俺の速度についてこれないと意味がない。なので速度リンク型にした。シオリに難しい説明をされたがわからなかったのだが、とにかくこのタイプなら俺の魔力を使用するから常に俺と一定の距離を保てるらしい。

 なので試用品を試してみることにした。


「まずは起動して……おお、浮いてる。これで走ってみればいいんだな」

「そうね、お店の地下にお試し用ダンジョンがあるから……」

「えーと、とりあえず店の端から端を走るか。……っと。どうだ?」

「え?」


 シオリがきょとんとした顔でこっちを見ている。


「今走ってみたんだけど、カメラはちゃんと付いてきてたか?」

「……えっ? 今走ったの? ずっとここにいたように見えたけど……」

「いやいや、ちゃんとあっちの壁にタッチしてからここまで戻ってきたぞ。まあここは狭いから1秒もかからなかったけど」

「………………」


 なんかシオリが呆れたようなジト目でこっちを見てくる。

 なんか怒らせるようなことしたかな……


「……とりあえず、カメラはずっとここに浮いたままだったわね」

「そうか。じゃあやっぱり俺のスピードには付いてこれなかったんだな」


 なんとなくそんな気はしてたが、やっぱり無理だったようだ。

 やはり配信は諦めるか……と思ったところで、いいことを思いついた。


「自動で追尾してくるから上手くいかないんなら、魔力糸で結べばいいんじゃないか?」

「なに魔力糸って」

「魔力を糸状に細く伸ばすんだよ。魔力だから切れることはないし、俺の魔力で作れば俺のスピードにも付いてこれるはずだ」

「私が聞きたいのはそんなのどうやって作のかって事よ」

「どうって……魔力をこう生み出して、細く伸ばすだけだが……」


 目の前で実演してみせる。

 とはいってもただ魔力を出すだけじゃダメだ。少しだけコツがいる。

 指先から少しだけ魔力を生み出すようなイメージで、細く長い魔力の糸を生み出す。


「ほらな、簡単だろ」

「………………」


 シオリがジト目でこっちをにらんでくる。

 幼馴染みの俺にはわかる。

 あれは、そんなの普通できるわけないでしょバカじゃないの、と思ってる顔だ。


「そんなの普通できるわけないでしょバカじゃないの」


 ほらな。


 まあシオリは物理型の冒険者だからな。

 魔力の扱いは少し苦手なんだろうな。


 とはいえ、魔力糸を使えば配信できることはこれではっきりした。

 その他にもマイクやら動画編集用のソフトやらパソコンやら。シオリに言われるがまま諸々揃えていく。

 おかげで値段もそれなりになってしまった。


「……まさか100万もするとはな」

「冒険者なんだからそれくらい稼いでるでしょ」

「アイテムなんか拾わないから稼いでないぞ」

「あんた何のために探索者してるの」

「タイムを1秒でも縮めるためだ」


 とはいえ、普通に生活するための金は必要だから、RTAしてない時は普通にダンジョン探索してたので一応貯金はあったんだが。





 次の日、テスト動画も兼ねてさっそく近所の初級ダンジョンにやってきた。

 ちょうど家の近くに人気のない初級ダンジョンがあるんだよな。


 ダンジョンってのは基本的に内部構造はランダムだ。毎日構造が変わる。

 だからどこのダンジョンに入っても優劣の変わりはない。

 となると人気なのは交通の便がいいダンジョンになる。ここみたいに住宅地のど真ん中にあると、近所の人しか来ないから人が少ないんだ。

 都会のダンジョンなら近くに武器屋とか、ギルドや買取所など色々揃ってて便利だしな。

 もっとも、人が少ないのはRTAにとってはいいことなんで助かるんだが。


「よーしじゃあやってみるか」


 まずダンジョンのワープゲート前にダンジョンクロックを設置する。

 これはダンジョンRTA用に作られたものだ。

 と言っても構造は単純なんだけどな。

 デジタル表示の時計の上に、少し大きめのボタンがついてる。これを押すとタイマーが作動して、もう一度押すとタイマーが止まる。それだけの単純な仕組みだ。

 このタイマーを作動すると同時にダンジョンへと突入し、戻ってきてボタンを押すタイムを競う。それがダンジョンRTAのルールだ。

 まあもっと細かいルールはあるが、最初だしまだいいだろう。


「まずは配信カメラを起動して、と」


 丸いボール型のカメラを起動すると、それはひとりでに浮き上がって俺の少し後ろに移動した。

 その後魔力糸を生み出して結びつけた。これで問題ないはずだが。


 軽く準備運動をしながら動いてみる。

 よしよし、ピッタリと俺の動きについてくるな。

 多少早めに動いても大丈夫だ。なるほど。これなら配信できそうだな。

 えーと、まずは録画をオンにして、と……


「えっと、これで録画できてるのかな? えーと。どうもこんにちは。遠藤ケンジです。幼馴染に言われて配信をすることにしました。えーと、今日は初級ダンジョンのRTAをしたいと思います。……他に何を言えばいいんだこれ」


 どうも話しながらやるというのは慣れてないので、何を言えばいいのかわからなくなるな。

 シオリとかの配信を見てると普通に話題を途切れさせることなく続けてるんだよな。

 こしてやってみてわかったけど、めっちゃ難しいわ。


「まあ初配信ということで、じゃあさっそく初級ダンジョンRTAを始めたいと思います。このダンジョンクロックを押して、戻ってきてまた押すまでがタイムになります。ルールは持ち込みなしグリッチなし、初見攻略になります。

 えーと、じゃあ始めます」


 カメラに向かって1人で呟くのはちょっとまだ恥ずかしい。

 人の少ないダンジョンでよかった。これで周囲に人がいたらさらに恥ずかしくなっていた。

 恥ずかしさを振り切るためにも、俺はさっさと始めることにした。

 ダンジョンクロックのスタートボタンを軽く叩く。同時に強く地面を蹴ってダンジョンへと飛び込んだ。


 そうして途中解説を挟みながらも軽快に駆け抜け──


「──────っし、クリア!」


 俺はワープゲートを通ってストップボタンを押した。

 すぐに記録を確認する。


『38:24』


「くっ、やっぱり解説しながらだとタイムが悪いな……」


 まあそれは仕方ないか。

 目的はRTAを世の中に広めることだしな。


 さっそく家に帰ると、動画を確認する。

 おお、ちゃんと撮れてるな。まあ少し映像がぶれてるところもあるけど、最初にしては結構上手く行ったんじゃないか?


 解説なんだかんだ必要最低限なところはできてるし、自分で言うのもなんだけどわかりやすくていいと思う。

 もしかして俺、配信者の才能あるんじゃないか?

 これでバズってRTAが盛り上がってくれたらいいんだけどな。


 俺は動画を軽く編集すると、さっそくシオリに送った。

 アップする前に内容を見てもらう約束だったんだよな。

 返信はすぐにやってきた。


『草』


 えぇ……辛辣ぅ……

 

『俺的には結構上手くできたつもりんだんだが……』

『明日はあんたに編集の仕方を教えるわ』


 なるほど。有名配信者様からの目だと俺の編集技術はまだまだらしい。

 それは仕方ないか。なにしろ初めてなんだし。


『教えてくれるのは嬉しいけど、シオリも忙しいだろ』

『……そこまでじゃないわよ。あんたに使い方を教える暇くらいあるわ』


 まあシオリがそう言うならそうなんだろうな。

 というわけで、今度また詳しい使い方を教えてもらうことになった。

 場所はなぜか俺の家だったけど……まあパソコンとかの使い方は家でやるしかないからな。


『これはアップしてもいいか?』

『そうね。世間の反応を知るためにもいいと思うわ』

『これで俺も有名配信者になれるかな?』

『そうね。だといいわね』


 なんか反応が冷たい気もするけど……

 ま、明日になればわかることか。

 俺はさっそく作ったばかりのチャンネルに初動画をアップした。


 100階層のダンジョンを30秒ほどで駆け抜ける動画を。

 ……やっぱりちょっと遅すぎるかなあ?


・とある掲示板

スレッド名:ダンジョンRTA界に超新星あらわる


1:名無しの走者

お前らこの動画見てみろ


「初配信」初級ダンジョンRTA解説します 01:00


2:名無しの走者

動画時間1分wwww


3:名無しの走者

世界記録超大幅更新じゃんこれは超新星wwwwww


4:名無しの走者

嘘つくにしてももっと上手くやれよ小学生かな


5:名無しの走者

動画見たw早すぎて何もわかんねえw


6:名無しの走者

記録は38秒らしい


7:名無しの走者


8:名無しの走者


9:名無しの走者


10:名無しの走者

秒wwwファーwww


11:名無しの走者

1階0.3秒でクリアしちゃってるじゃんwwww


12:名無しの走者

なん倍速だよw


13:名無しの走者

早送り加工するにしてももうちょっと加減を知らないのか


14:名無しの走者

しかもちゃんとしゃべってるの好感持てる


15:名無しの走者

どうせ早送りされてるから聞き取れないのにな


16:名無しの走者

バカすぎ

幼稚園児かな


17:名無しの走者

馬鹿すぎて逆に好き

登録したわ


18:名無しの走者

38時間かかったのを100倍速にしたとかかな


19:名無しの走者

それだと3600倍速な


20:名無しの走者

1時間100秒だと思ってる小学生がいると聞いてきました


21:名無しの走者

でも実際これどうやってとってるんだろうな

倍速で早めるにしても実際にクリアしてるのは事実っぽいし


22:名無しの走者

全部CGとかじゃないの?


23:名無しの走者

いや、公式のダンジョンクロック使ってるからそこは誤魔化せない

ちゃんとワープゲートから出てきてるし


24:名無しの走者

まさか初級ダンジョンソロでクリアしたのか?


25:名無しの走者

そんなことできるやつ世界で何人いるんだよ


26:名無しの走者

公式の記録だとこの50年で8人だな

まあソロ攻略なんてそもそも目指さないから記録もこの20年更新されてないけどな


27:名無しの走者

メリットがないからな


28:名無しの走者

動画が早すぎてわかんないんだよな

これは解析班が待たれる


29:はやぶさ

超新星が現れたと聞いてきました^^


30:名無しの走者

おおはやぶささんきてくれた


31:はやぶさ

どんなゴミ技術で作られたのか楽しみですね^^

解析RTA始めます^^


32:名無しの走者

解析ガチ勢のはやぶさんちーっす


33:名無しの走者

本物ですか?


34:名無しの走者

コテハンも知らない新参は半年ROMれ


35:名無しの走者

リアタイしたの初めて


36:名無しの走者

それで解析結果は?


37:はやぶさ

軽く解析した感じだと早すぎてわからない

仮に早回ししたんだとしても、ここまでできるパソコンは相当なスペックがないと無理


38:名無しの走者

今来た3業で頼む


39:名無しの走者

もともと2行なんだよなあ


40:名無しの走者

増えてて草


41:はやぶさ

ノイズが少ないのが気になる

解析はメインPCでないと無理

ソロクリアは本当っぽい


42:名無しの走者

ちゃんと3行で答えてくれるはやぶささん好き


43:名無しの走者

てかソロクリア本当なんかい


44:名無しの走者

マジの超新星じゃん


45:名無しの走者

これは期待


46:はやぶさ

メインで軽く解析したけど、解析できなかった


47:名無しの走者

え?


48:名無しの走者

どういう意味?


49:はやぶさ

本物かも


50:名無しの走者

え?


51:名無しの走者

え?


52:名無しの走者

え?


53:名無しの走者

本物って、38秒だぞ?


54:はやぶさ

ちょっと手が震えてる

少しマジでやるから離れるわ


55:名無しの走者

嘘だろ?


56:名無しの走者

38秒だぞ?


57:名無しの走者

そんなの人間じゃないよ


58:名無しの走者

いやいやいや


59:名無しの走者

今北3行で頼む


60:名無しの走者

また増えてて草


61:はやぶさ


62:名無しの走者

ちゃんと3行で答えてくれるはやぶささん好き


63:名無しの走者

ちょっと待て、チャンネルで更新があったぞ


64:名無しの走者

今度新しい解説動画を投稿する、だと……?


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