蜩や痩せた女の七分袖
ひぐらしややせたおんなのしちぶそで
この句は、ひぐらしが鳴く頃になると少し朝晩が涼しくなり、七分袖を着る人も出てくるだろうなぁと。
ただ、暑がりさんは半袖のままでしょうから、痩せた女性(失礼!)が先行して七分袖を着るのかなと、ぼーっと外の街行く女性を眺めながら考えたものです。
季語は「蜩」になります。
この句ですが、お三方ほど参加者の方の選に入れていただき、うちお一人は特選に挙げていただきました。とてもうれしかったです。
ただですね、詠まれ方、鑑賞のされ方が全く意図したものとは違っておりました。
「夏場に病気をしてやつれた女性が、やせ細った腕を見られなくないと七分袖を着ているのだ」という少し寂しさを持った句として捉えられたようです。
「実はですね・・・」と作句の意図を説明したところ、季語に「蜩」を持ってきているので、哀し気な句に詠まれるのは仕方がないのでは?とのご指摘を先生からいただきました。
季語と中七・下五の組み合わせが上手くいかなかった例として
(ん?うまくいったのかな?)、反省したいと思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます