【完結】気の迷いで妹に手を出したら、エロくなって俺を誘惑するようになった

あかせ

第1話 おかしくなった妹

 俺は昨日。妹の明里あかりに手を出すという、とんでもないことをしてしまった。どう釈明しても、許されることじゃない…。



 その日は午後からの大学の講義に備え、自宅で昼を食べている途中だった。明里は1限から出て昼頃帰ってくると聴いている。彼女の帰宅時間によっては、会わずに家を出ることになるだろう…。


俺達は同じ大学に行っており、俺は2年・明里は1年になる。しかも学部と学科も同じだ。これは偶然ではなく、明里が「お兄ちゃんとなるべく一緒にいたい」と言った結果になる。


高校も同じノリで決めたから困ったものだ。明里の幼馴染の英梨えりさんは「ブラコンじゃない?」と言ってきたが、そうなんだろうか?


ブラコンって、もっと過激な事をするんじゃないの?



 ……急に雨音が聞こえたので外を見ると、滝のような雨が一瞬で降って来た。ゲリラ豪雨かよ…。家を出る前にこれだと、大学行く気なくすんだが。


それより、明里は傘持ってるのか? 心配だが俺に出来ることはない…。


「ただいま~!」


玄関から明里の声が聞こえてきた。ゲリラ豪雨の中、なんとか帰って来たか。彼女の状態が気になるし出迎えるか。


「おかえり~…って何してるんだ!?」


明里の上半身はブラ1枚になっており、ホックを外そうとしているところだった。下のスカートはかなり濡れているが穿いている。


「だってビショビショなんだもん。肌に張り付く感じが気持ち悪い…」


「それはわかるが、ここで外すことないだろ。風呂場に行けよ!」


「行きながら外そうと思った時に、お兄ちゃんが来たんだよ~」


なんて話してる内に、明里はブラを外し生の胸をさらけ出す。前は小さかったのに急に大きくなったよな…。服の上からでもわかる変貌ぶりなのだ。


「ふぅ。やっと張り付く感じがなくなった~♪」


明里は天然っぽい性格だと思っていたが、これは“っぽい”では済まないレベルだぞ。いくら兄とはいえ、男の目の前でブラを外すなんて…。



 生の大きな胸と濡れた女のエロさが、俺の興奮を掻き立てる。もう…、限界かもしれん。妹であることを除けば、明里の体は俺の好みにマッチしている!


「明里。…来い!」

俺は明里の手を引き、彼女の部屋に入る。


俺の部屋は散らかっていて、他人を入れられる状態じゃないので除外した。


入って早々、俺は明里をベッドに押し倒す。その後、まさぐったりペロペロした。自らの本能に従い、無我夢中でやり続ける。


その時、明里がどんな顔をしていたかはわからない。だが抵抗された記憶はない。そこまでされたら、いくら俺でも気付くはずだからな。



 「ただいま~」


玄関から母さんの声が聞こえてきた。2階のこの部屋まで聴こえるのは、部屋のドアが開けっぱなしだからか…。


母さんの声を聴いたことで、俺は正気を取り戻した。俺は妹相手にとんでもないことをしてしまった! すぐ謝らないと!


「ごめん明里。俺に出来ることは何でもするから」

こんな事言っても、許されるとは思わないが…。


「じゃあ…、お兄ちゃんが大学から帰ってきたら同じことして♡」


「…は?」


「だって、お兄ちゃんが私の体をまさぐる感じやペロペロが気持ち良かったんだもん♡ 何でもしてくれるんだよね?」


「それだけはダメだ! 兄妹でやって良いことじゃない!」

こんな過ち、2度としてはいけない。絶対に!


「なんで~? 私がして欲しいって言ってるんだから良いよね!?」


いくら天然の明里でも、こんな意味不明なことは言わないはずだ。俺の行動が本当に明里を気持ち良くさせたって事か? だからおかしくなったと?


もし再びやって気持ち良くさせたらどうなる? もっとおかしなことを言い出すかもしれない。これ以上変な明里は見たくないし、何が何でも断らないと!



 明里の部屋の掛け時計を観たところ、そろそろ家を出ないとマズイ。……そういえば、雨音が聞こえなくなったな。知らない間にゲリラ豪雨は止んだか…。


「明里。話の途中悪いが、俺は大学に行くぞ」


「良いよ♪ 帰ってきたらお願いね♪」


「絶対やらないから!」

俺は急いで明里の部屋を出た。



 それからというもの、明里は俺と2人きりの時限定で「気持ち良くさせて♡」と頼んでくる。そんな彼女に対し、俺は鋼の意志で断り続けている状況だ。


こればっかりは、絶対に折れる訳にはいかない! 俺自身のためもあるが、何より明里のためだ。早く正気に戻ってくれよ!

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