第41話 鬼退治に行く事になりました。
「村人達も黙っているようだが、沈黙は肯定と受け取るぞ! それで良いのだな」
そう俺が言うと村人達は必死に拒否し始めたが、それならどういうつもりだというと黙ってしまう。
「黙っているなら肯定と見なすと言ったはずだ! 約束を破ればどうなるかあそこの一本杉を見ろ!」
俺は輸送船トランスに岩石破壊用ビームをこの村の一本杉に向かって撃つように命じた。
途端に一本杉は天から光の柱が振ってきて、跡形も無く周囲3mを巻き込んで穴が空き穴は底が見えなかった。
村人達は驚いて”天の怒りじゃ”等のたまった。
「今のは警告だ! それでお前達はどうするのだ? 礼をして
そう言われて村人達は結局、”礼はするので
”礼はどのような物か、退治するのに十分じゃなければ礼は成り立たんぞ”と言ったら、”礼は金棒2個と米100俵、塩漬け肉は鹿2頭に猪2頭で後は村全てが桃教に入信するのでお願いします”と言うので、証文を書かせて払わなければ村全体が天罰の対象だぞと脅しておいた。
効果は覿面で皆、青い顔をして頷いていた。桃子は何故か嬉しそうな顔をした。
桃教の村に桃子を連れて帰り、主立った者を集めて言った。
「
「礼はいかなる者でしょうか?」
「礼は金棒2個と米100俵、塩漬け肉は鹿2頭に猪2頭で後は村全てが桃教に入信する事だ」
「微妙ですね。桃教の全軍併せても勝てるかどうか分かりませんのに」
「いや、今回は俺と俺の道具達で行く」
「現神人様、危険です」
「多少の危険はあるだろうが、倒せないことは無い。それに多くの人数を持ってすれば戦う前に逃げられてしまうかも知れないからな。明日か明後日には出る」
「それはご命令ですか」
「そういうことにしておこう」
「かしこまりました」
「それと山彦とあやめは下働きのまとめ役の仕事をしていたが、それらから一旦外し一般の下働きとする。だから住居は奥の院では無く家から通うこと。後任は山彦とあやめの直下で小さなまとめ役を経験した者から順に選ぶが、それまでは合議制で回すこととする」
「なんと!」
「わかったか?」
「わかりました」
「それでは、俺は体が汚れているので湯に入る。風呂の着替え室に着替えを持ってきてくれ」
「かしこまりました」
「それでは解散とする」
解散して風呂に入った後に着替えて風呂場から出たら次郎と小桃がいた。
「どうした?」
「兄様、小桃達はもう家族で無くなったの?」
「兄さま、次郎は家族で無くなるのは嫌です!」
「それは誰から聞いたのだ?」
「父上も母上ももう家族で無くなるかも知れないと言っておりました」
「次郎もそのように聞きました」
「可能性はある。だが、そうしない為に今は家族から俺が離れて冷静になれる時まで待った方が良いと考えたのだ」
「それでは、未だ家族なのですね」
「かろうじてだがな」
「どうすれば元に戻りますか?」
「時間が経たないと無理だと思う」
「……そうですか」
「それじゃぁな」
そう言って俺は次郎と小桃から離れた。
良く朝早くに食料と新しい高周波ブレードを持って
「待って下さい。この団子をお腹が減った時にでも食べて下さい。二日は持つように出来ています」
「…………良いのか?」
「はい」
「わかった」
それで俺は団子を貰い、
ただ、あやめは料理は上手だが団子などは下手で食べれば味覚があれば電子ドラックを決めたような幻覚や幻聴に意識がその間トリップしていて何も分からなくなると言う欠点があった。
だからたろうはこれを食べるつもりでは無く、敵に食べさせるか何かに使おうと思ったのだ。
こうして、
「輸送船トランス、この地面に置いた団子を目印に偵察・戦闘・偽装が出来る動物型のアンドロイドを転送してくれ。団子はそちらで分析器にかけてどうしたら同じ物が出来るのかとその対処薬を開発してくれ」
「分かりました。それでは、転送を始めます」
そうして現れたのがI-N01、SA-R02、KI-G03と言う犬、猿、鳥に似た動物型のロボットだった。
「初めまして、左から順にI-N01、SA-R02、KI-G03と言います」
「わかった。だが型式では呼びにくいから見た目から取って犬、猿、鳥と名付けるぞ!」
「えー、もっと真面な名前が良いでs…………何でもありません」
文句を付けた鳥に高周波ブレードを喉元に突きつければ何でも無いと言った。
それで名前が決定した。
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次回は時はドラゴンを襲いに行くよ!
次回、ドラゴンです。
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拙い出来ですが旧作も読んで頂ければ幸いです。
能力者が現れたと思ったらダンジョンも出てきました。これは・・・・・・商機ですね!
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