多くの人が知らない面白い雑学

柚子胡椒には胡椒は使われていない

柚子胡椒（ゆずこしょう、ゆずごしょう）は、唐辛子と柚子を原料とする調味料の一種です。

具体的には、唐辛子を粗刻みにし、柚子の果皮と塩を入れて磨り潰し、熟成させたものです。

九州では一般的な調味料として多くの料理で使用され、九州のほか、柚子の産地である徳島県や高知県でも製造されています。

名称の「胡椒」は唐辛子を意味する九州方言で、ここでは一般的なコショウではなく唐辛子の事を指しています。なお、コショウは「洋胡椒」と呼んで区別します。

唐辛子は青唐辛子を用いるのが一般的であるが、赤唐辛子が用いられる場合もあります。青唐辛子と青柚子なら緑色、赤唐辛子と黄柚子なら朱色の柚子胡椒に仕上がります。一般的に緑色の物は辛味が強く、赤色の物は香りが強いです。

柚子胡椒は、鍋料理や味噌汁、刺身などの薬味として用いられます。また、全国的に知名度が向上し、一般的なスーパーなどでも販売されるほどになりました。

柚子胡椒にはビタミンやミネラルが豊富で、アンチエイジングや血行促進などの効果が期待できます。

また、柚子の爽やかな香りには、気分をスッキリと前向きにさせてくれる効果があります。これらの特性から、柚子胡椒は健康にも良いとされています。

具体的な効能については、以下の通りです。

アンチエイジング効果

ビタミンCやビタミンEには抗酸化作用や美肌効果があり、アンチエイジングに効果的です。

血行促進効果

柚子に含まれるヘスペリジンには血管を強化し血流を改善する効果があります。

リラックス効果

柚子の爽やかな香りには、緊張や不安を取り除き明るい気分へ導いてくれる効果があります。

風邪予防

ビタミンCには免疫力を高める効果があり、風邪やインフルエンザ対策にも繋がります。

料理に使うだけでなく、健康にも良いということから、日常的に取り入れてみてはいかがでしょうか。