実在した恐るべき幽霊屋敷

ペロン一家の事件は、アメリカの心霊研究家であるウォーレン夫妻が調査した中でも特に有名な事件の一つです。

この事件は、ホラー映画「死霊館」シリーズの元となった実話で、その詳細は以下の通りです。


ペロン一家とウォーレン夫妻

1971年、ロードアイランド州の田舎町にある古い屋敷に引っ越してきたペロン一家は、引っ越し翌日から奇妙な現象に悩まされることになりました。家に入ろうとしなかった愛犬の死、家中の時計が3時7分で止まり、妻キャロリンの体には日に日にアザが浮かぶようになりました。夜中に扉がひとりでに閉まったり、異臭がするなどの奇妙な現象が起こりました。

娘たちにも危害が及ぶようになり、ペロン夫妻は有名な悪魔研究家であるウォーレン夫妻に調査を依頼することに。ウォーレン夫妻は一家の母親に邪悪な霊が取り憑いていることを突き止めました。

また、ペロン一家の家は元々1863年にジェドソン・シャーマンという人物が建てた農家でした。彼の妻バスシーバは魔女であり、生後7日目の我が子を悪魔の生け贄にしようとしたのを夫に見つかった過去があります。


映画『死霊館』と実際の事件

映画『死霊館』は、ウォーレン夫妻が調査した中でも「最も邪悪で恐ろしい」と封印されていた事件を元にしています。その詳細は世間には明らかにされていないものの、脚本を監修したロレイン・ウォーレンと被害者一家の長女であるアンドレア・ペロンは、2人とも映画は実際に起きた事件に沿っており、過剰な脚色はないと認めています。

しかし、映画のような悪魔祓いは実際には行われていないようです。ペロン一家はその後も家に住み続けました。


ペロン一家の家はその後も存在し続けています。2019年には、ハウゼン夫妻が43万9,000ドルで購入しました。彼らもまた、その家で怪奇現象を体験したと言われています。さらに、ハインツェン夫妻は2020年にその家での生活の様子を1週間にわたってライブ配信し、家中にカメラを仕掛けて怪奇現象を生中継するなどの企画を行いました。


現在、その家は約288平方メートルの面積で、価格は120万ドル(約1.3億円)に設定されています。このように、ペロン一家の家はその後も多くの人々によって所有され、その怪奇現象の調査が続けられています。


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