最近流行りの私人逮捕系とは!?


私人逮捕とは、一般人が現行犯や準現行犯の犯人を逮捕することです。

私人逮捕は法律で認められていますが、条件が厳しく定められており、違法な逮捕をすると逆に罪に問われたり、損害賠償を請求されたりする可能性があります。


正義とは、道徳や法律に基づいて、正しいとされる行為や判断をすることです。正義は人によって解釈が異なる場合もありますが、一般的には社会の秩序や公平さを守ることが正義と考えられます。


私人逮捕と正義の関係は、犯罪を防止し、被害者を救済し、社会の安全を確保するという目的で一致する場合もありますが、私人逮捕が過剰や不当に行われると、犯人の人権を侵害したり、無関係な人に迷惑をかけたりすることにもなります。その場合、私人逮捕は正義ではなく、暴力や嫌がらせとなります。


私人逮捕をするときは、法律やモラルを守り、必要最小限の行動にとどめることが大切です。また、私人逮捕をするだけではなく、すぐに警察に引き渡すことも忘れないでください。


私人逮捕系youtuberとは、一般の人が犯罪者や問題のある人物を逮捕しようとする様子をYouTubeなどで公開する人物のことです。彼らは自分たちの行為に正義感を持っていると主張しますが、実際には法律や倫理に反することも多く、逮捕されたり批判されたりすることもあります。


例えば、最近では以下のような事件が起きています。


 ある私人逮捕系youtuberが、帝国劇場周辺で無関係の女性に「転売ヤー」と因縁をつけて動画を撮影し、YouTubeに投稿したとして名誉毀損の疑いで逮捕されました。


 あるyoutuberが、インターネット掲示板で知り合った男性に覚醒剤を購入させておびき出し、警察に通報して現行犯逮捕する様子を撮影し、YouTubeに投稿したとして覚醒剤取締法違反の教唆の疑いで逮捕されました。


私人逮捕系youtuberは、現行犯逮捕の要件を満たさない場合や、相手に暴力や恐喝を行う場合があります。その場合、彼ら自身が逮捕致傷罪や強盗罪などの罪に問われる可能性があります。また、動画の投稿によって相手の人権やプライバシーを侵害することもあります。


私人逮捕系youtuberの動機は様々ですが、一部には広告収入や有名になりたいという目的があると考えられます。しかし、そのために他人の人生を壊したり、自分の人生を棒に振ったりすることは決して正義ではありません。私人逮捕系youtuberの行為は、法的にも倫理的にも危険で非難されるべきものです。


もし、私人逮捕系youtuberに犯人と言いがかりをつけられたり、暴力を振るわれたりした場合は、冷静に対応し、現場の状況を記録し、毅然と反論して警察を呼ぶことが重要です。また、被害に遭った場合は、刑事・民事で相手方に責任を追及することもできます。

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