ハンバーガーの人気が地球規模の自然破壊を招く!


ハンバーガーのパティに使われる牛肉は、世界の畜産業の中でも最も環境負荷が高い食品です。

牛肉1kgを生産するためには、約15,000リットルの水と約30kgの穀物が必要で、約27kgの二酸化炭素が排出されます。これは、同じ量の豆腐や鶏肉を生産する場合と比べて、それぞれ約20倍、約5倍の水や穀物、二酸化炭素が消費・排出されることを意味します。

ハンバーガーのパンに使われる小麦粉は、世界の穀物生産の約20%を占めます。しかし、小麦栽培は土壌の栄養分や水分を奪い、土地の劣化や砂漠化を招く可能性があります。

また、小麦粉に添加されるパーム油は、熱帯雨林の伐採や野生動物の生息地の破壊につながっています。

ハンバーガーに添えられるレタスやトマトなどの野菜は、農薬や化学肥料の使用により、水質汚染や生態系への影響を及ぼしています。また、野菜の輸送や冷蔵にもエネルギーが消費されています。


以上のことから、ハンバーガーは食材の生産から消費までに多くの環境負荷をかけていることがわかります。

しかし、ハンバーガーを食べること自体が悪いというわけではありません。 代替肉やオーガニック野菜など、環境に優しい食材を選ぶことで、ハンバーガーの環境への影響を減らすことができます。

また、ハンバーガーだけでなく、自分が食べるもの全体についても、その生産過程や消費方法について考えることが大切です。


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