第15話カミングアウト
ピンポン! ライン着信音だった。
おはよう孝、カミングアウトです。
いつか女流作家が女同士の恋愛に取材がてら首を突っ込んだと、聞いた事あるが俺も小説家の端くれ、未受賞やけど俺も取引先の女社長と恋愛に首を突っ込み中や・・・。
男女の恋愛?全然普通じゃん?
何を打ち明けたいのか、不倫だったのか、ピンと来なかったから洋介からのラインテキストを眺めて暫くして眼の焦点が合って来たのでやる気を起して読んで見た・・・。
内緒やけど今度デートが決まったからお茶がてらインタビューするんで、襲われたら助けてくれ孝?
相手は沢谷一子(さわたにいちこ)です。
洋介のラインはここで途切れていた。
「何が内緒の話しや!」 生理的に受け付けん!
何時からそんな趣味? 俺らの恋愛観は問題ない女性だろ!
そんな毛色の違う作家になんか為らんで良いワイ!
こんなフラフラした作家志望は一生作家になんか為れるかい!
孝は洋介とのラインの会話を消しまくっていた。
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