嫌いなクラスメートの彼女と仲良くなってしまった…。裏切り者の僕らに待っている運命とは。
ALC
第1話浮気関係スタート
僕らには嫌いなクラスメートがいる。
いつも偉ぶっており僕らを見下している。
クラスで幅を利かせていて、いつもふんぞり返っている。
彼はいつも自慢げに美人な彼女の写真をクラスメートに見せつけていた。
そんな彼の自慢の彼女と僕は特別仲良くなってしまう。
それはある日の放課後のこと。
自宅であるマンションに帰宅すると偶然、彼の彼女である
と言うよりも僕らは幼い頃からの顔なじみであり幼馴染であった。
「
「ん?特に変わりはないよ。友達がバイト始めたから今日は即帰宅だったんだ。佳代こそ
「あぁ〜…ちょっと喧嘩しちゃって…」
気まずそうに話す佳代に軽く微笑むと、
「ドンマイ」
なんて適当な言葉を口にして慰めた。
「話聞いてくれない?」
佳代は僕に縋るような言葉を口にしてエレベーターのボタンを押した。
一階で止まっていたエレベーターに二人で乗り込むと三階のボタンを押した。
佳代の家は隣であるから僕らは同じ目的階に向かっていた。
「別に良いけど。何処で話す?」
「じゃあ家で。うちの親はいつものように仕事に行ってるから」
「誰もいないの?」
「今日はね…」
少しだけ気まずい雰囲気の中、エレベーターは三階で止まった。
二人で降りると廊下を進んでいく。
佳代の家の前で立ち止まると彼女はもう一度尋ねてくる。
「ダメ?」
懇願するような彼女の言葉に仕方なく頷くと佳代の家に入った。
「部屋で話そ?」
それに頷いて佳代の部屋に入るが別に緊張するようなことはなかった。
何故なら幼い頃から入り慣れている部屋だったからである。
「座ってて。お茶持ってくる」
佳代は部屋を出るとキッチンへと向かいお茶を持ってきた。
「それで…」
佳代はそこから仁吾との喧嘩の内容を詳しく話していった。
僕は相槌を打って答えたりアドバイス風な言葉を口にしていた。
「何か話したらスッキリした。何かお礼するよ」
「別に良いって。大したことじゃない」
そんな言葉を口にして立ち上がろうとすると佳代は僕を引き止める。
「じゃあ一緒に寝てみない…?」
「何突然…」
言葉に詰まった僕を目にした佳代は僕をおもむろにベッドに押し倒す。
馬乗りになった彼女はそのまま流れるように服を脱いでいく。
そして僕らはそのまま流れに身を任せて身体の関係を持ってしまうのであった。
「誰にも言っちゃダメだよ?私達の関係…」
佳代との行為が終わると彼女はそんな言葉を残す。
僕はそれに頷くと着替えを済ませて隣の自宅に帰っていく。
僕と佳代の浮気生活は今日から始まろうとしていた…。
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