第26話 原因究明2
晶をアイアンクローで締め上げながら、質問を続ける。
「ここ数日、正の様子が変なんだけど何か心当たりない?」
さらに締め付けながら晶の目をしっかり観察する。
プイッ
晶がわかりやすく目を逸らす。
なるほど‥
コイツが原因か。
私は確証が取れたので晶から手を一旦離す。
私から解放された晶がアイアンクローの後をさすっていた。
「で、何をしたのかしら?
怒らないから素直にゲロしろ!!」
私はまだ頭をさする晶の脚をとると4の字固めにはいる。
晶の彼女が心配そうにしているが、そんなの関係ない。私は晶の脚を締めあげる。
「痛い!痛い!痛い!
ギブ!ギブ!ギブ!」
晶が悶え苦しむが許す気はない。
私は晶の脚をへし折る覚悟で本気をだす。
「わ、わかった!
全部話すから!!」
とりあえず骨にヒビが入る寸前まで締めあげると晶の脚を離す。
するとすぐに彼女が晶に近づくと脚を揉み始める。
‥‥‥何だろう、いちいち健気なのが癇に障る。
* * * *
一度落ち着こうとお茶を飲むことに。
晶の部屋のテーブルに3人で座ってお茶をすする。
「それで、正に何をしたの?」
ざわつく心を落ち着かせると晶に質問する。
「特に何をしたわけじゃないよ。
ただ、正がゲームを貸して欲しいって言うから貸しただけ。
なぁ?
俺は悪くないだろ?」
ギロリと晶を睨みつけるが、嘘は言ってないようだ。
どう言うことだ???
私の最高の身体を見て、性に目覚めて‥
晶にゲームを借りる???
「で、何のゲームを貸したの?」
何だろう嫌な予感がする。
「『上級生』ってゲーム。」
あっ、心配して損した。
わりかし普通のゲームそうだ。
じゃあ、何が原因で正がいろいろな女とイチャつくようになったのだ???
「晶、それって18禁だよね?」
いけ好かない女が晶との会話に入ってる。
ん?
18禁???
「晶。
どんなゲームが詳しく説明して‥。」
自分でも驚くほど低い声がでる。
「どんなゲーム?
普通のゲームだよ。
女の子と仲良くなって、デートをして、告白して、Hするゲーム。
あっ、頑張ったら複数の女の子とH出来るよ。」
バチャ
私は晶にお茶をぶちまけると叫ぶ。
「お前が原因か!!」
晶の彼女が死ぬ気で止めなければ、私は晶を締め殺していたかもしれない。
* * * *
体力が尽きたのかベッドに横たわる二人。
私は晶の胸ぐらを掴むと首を締めあげる。
「たすけて‥。」
晶が命乞いしてくる。
「別に殺したりしないわ。
とりあえず私の言うことを聞いてくれない?
正が次にゲームを借りに来たら、実の姉と恋愛してHして子供をつくるゲームを貸しなさい!ライバルは少ない方がいいわ。
百歩譲ってハーレムになっても、姉が入らなければ駄目だからね。
わかった?」
私が脅しをかけると晶は何度も頷いてみせるのであった。
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