第3唱 パンドラ

ありふれた激情のなか

ありふれた日常のなか

曖昧に生きているんだ

この世界で


ありふれた劇場には

ありふれた悲劇がある

ありふれすぎることには

曖昧な表現だよ


ありきたりな思惑しわくなか

ありきたりなおもい乱舞まう

未来生きざまを否定なんか

してはいけない


誰のなかにも未来があり…

誰のなかにも心の拠り所すみかがあり

現在いまを見つめて

未来あすを目指し

彷徨いさまよい進む


禁断の果実は 破滅の味

惹かれてしまう 魅惑の香り


ありふれた激情のそと

ありふれない日常も在るある


過去に囚われずに

自らのおもいを抱き

進もう まだ視ぬ未来あすを目指そう


ありふれた世界と

ありふれない現実


ありふれた日常と

ありふれない存在


曖昧な未来と

確固たる過去に


半透明な現在と

分岐する選択しに


繰り返す 出会いのなか

繰り返す 別れもあり

不安定な現在いま

譲れぬその心で…


曖昧な未来あす進もう挑もう

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