星空と缶コーヒーへの応援コメント
ああ、良いです。じーんときました。
特に、「どこの誰だか知らない青いワンピースのおばさん」で終わるところが好きです。
「どこかで見ているかもしれない」と主人公が思うのも、読み手が勝手に想像させるようにしていますよね。
そういうの大好きです。本当に良いなぁ。
もし私が書いたら、「ばあちゃんだったんだな」って主人公に認識させちゃうかもしれません。無粋ですねw
秋犬様のお話は見習うべき点が多くて、勉強になります。
素敵なお話をありがとうございました。
作者からの返信
おお、この作品までコメントありがとうございます(/// ^///)
この作品は「ばあちゃんとおばさんは別人で奇跡的なただの偶然」というのが作者の公式見解で、後は各々自分の体験と照らし合わせてじんわりしてもらうために主人公の心情はほとんど書いてません。じんわりしていただけたようで嬉しいです。
編集済
星空と缶コーヒーへの応援コメント
お題が3つもある中、話が綺麗にまとまっていて感動しました。
自分だったら、どんな話を作ろうかと思いましたが、何も浮かびませんでした Σ(๑ °꒳° ๑)ビクッᵎᵎ
限られた文字数という制限がある中、お題を活かさないといけないので、困難だとは思いますが、やはりお題であるコーヒーが「青いワンピース」に食われてしまっていた点は、作品を評価するうえでのネックになりそうです。祖母と叔父の間にも、缶コーヒーにまつわるエピソードがあると、なお良かったかもしれませんね。今のままでも十分な気はしますが、せっかく「再開」・「魂」の使い方が見事だっただけに、小道具で終わってしまった「コーヒー」に、もったいなさを覚えたのも確かです。
最後に、誤植らしき点を2つ見つけたので、その報告になります。
>>[前略]俺も仕事の都合が着き次第向かうということになっていたが、思いの外容態が早く急変した。急がず来いと言われても、遂に駆けつけなければならないと思うとやはり気は焦る。
都合がつくは「着く」ではないような気がするのですが、こちらの字でよろしかったですか?
>>[前略]冷たい星空の下で、すっかり冷えた缶コーヒーを開けて煽った。何の変哲もない、ただの缶コーヒーだった。
飲むという意味でのあおるは、「呷る」の表記ではないでしょうか? 手元の国語辞典を引く限りでは、必ずしも誤りではなさそうですが、一般的じゃない気がします。作者様の意図したものかどうか、教えていただければ幸いです。
作者からの返信
丁寧な批評ありがとうございました。
缶コーヒーについては、叔父の話が本当にただの夢であることに対して「青いワンピースの女性が現実に存在した」ことの証拠として出しました。
確かにこのままだと「ただコーヒーを飲んだ」という事実だけなので、缶コーヒーを片手に「新幹線の女性は夢ではなかったのか」と主人公が思うくだりをもう少し追加してみようと思います。
それから誤植についてはふたつとも完成に誤記です。指摘ありがとうございました!
星空と缶コーヒーへの応援コメント
【評論】※ヨムレビュ~評論会企画より
絵画を見ているような、バンドデシネを読んでいるようなイメージが浮かぶ、とても稀有な持ち味の短編でした。美しい青色のイメージが目に浮かび、読後感が大変よかったです(詳しくはレビューの方に記入させていただきました)。
せっかくの評論企画ですので、僭越ながら辛めのことも書かせていただきます。何を書くか/書かないかという点については、短編を執筆される方だけあり、非常に熟達しておられるとお見受けします(家族の行動描写のディテールが活きているのも、「青」のイメージが美しく残ったのも、間違いなくその力だと思います)。地の文のリズムをさらに磨いていけば、その足し引きの技がいっそう引き立つかと思います。読点を打つ位置、助詞のバリエーション(「~と」が少し多い印象がありました)などを工夫すると、いっそうスムーズなリズムが出てくるのではないでしょうか。
差し出たコメントでしたらご放念ください。重ね重ね、美しい作品をありがとうございました!
作者からの返信
お読みくださりありがとうございます。
「青」を選んだ理由は、一応お葬式の話なので暖色の派手な色でないほうが統一感が出るような気がしたからだと思います。
そして星空は死者に思いを馳せる場面として外せないかな、と最後に配置しました。絵画のようと言ってくださって嬉しいです。
文体については一人称の語りということで意識せず書いたところがあり、ご指摘の通り文芸作品としては荒いところがあると思います。
今後言い回し等のリズムを少し研究しようと思います、ありがとうございました。
編集済
星空と缶コーヒーへの応援コメント
ヨムレビュー評論会企画から拝読しました。
祖母の葬儀に向かう主人公の陰鬱な心理描写から始まる淡々とした描写…列車内でのおばさんとの会話。
誰にでも人生の中でありそうな情景ですが、無駄なく巧みな文章での描写が良いですね。
そして葬儀後の家族身内の中の会話、…この先何かあるのかなぁ?と読者が思うところで、青いワンピースが出てくる!
主人公も読者もアッ!と思う展開。
今まで全くホラー感もスピリチュアル感も出さなかったお話でこれは効きますね!
ストーリー作りが上手いと素直に思いましたよ。
最後にスピリチュアル感を過剰に出さないのは敢えての筆者の考えだとおもいます。
人の縁、身内のありがたさ、一期一会の大切さが、作品の奥に感じられ、読後感の良いお話でした。
拝読出来たことに感謝申し上げます。
作者からの返信
お読みくださりありがとうございます。
スピリチュアル感を出さないのはご指摘の通り、意図的なものです。「おばあちゃんみたいな人が偶然隣に座った」は現実味はありますが「おばあちゃんが会いに来た」よりも偶然の度合いが非常に強いと思い、このような話になりました。
素敵なレビューもありがとうございました!
星空と缶コーヒーへの応援コメント
相手がおばさんだと何故か大丈夫な気がする——これ、すごく分かります。
相手がおじさんだったとしたら、ここまで打ち解けていなかったと思います。
個人的には、亡くなったおばあちゃんが会いに来てくれたんだと思いたいですが、きっとどちらでもいいのでしょう。
お孫さんのなかに、青いワンピースの女性の記憶とセットで、おばあさんは生き続けるのですから。
ちょっぴり不思議で心温まる物語でした。
ありがとうございます😊
作者からの返信
コメントありがとうございます(´▽`)
人と人の不思議な出会いを読み取って頂いて嬉しいです。ありがとうございました。