第3話 主婦Mの電話
そうなのよ。笑っちゃうでしょ。
あらやだ、もうこんな時間?
電話って本当に時間泥棒。
ごめんなさいね、菜摘を迎えに行かなくちゃ。
そうよ。おかげさまでめちゃめちゃ元気。
まだまだ反抗期よ、嫌になるわよ。
えっ? ああそうよ、いつもなら部活なんだけど、今日は早く帰るのよ。
いやいや、試験じゃないわよ。
マツリが近いからミチユキがあるのよ。
え? ミチユキ、そっちにはない?
ミチユキの日は日が暮れたら村に入る道路は使えなくなるから、今のうちに迎えに行って帰ってこさせるのよ。
買い物も一緒に済ませてくるのよ!
ミチユキに行き合っちゃうと、ねぇ。
──嫌でしょ。
あんまり他所の人に言う話じゃないけど、まあ行き合っちゃって困った人、色々いらっしゃるから…。
うちのも今日は早いこと帰ってくる予定だしね。
だからそろそろ出るわね〜!
うん!またぜひ遊びに来て!うん!うん、よっちんにもよろしく!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます