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 始発駅が終着駅である世界で、ここには果てがあると知る。ぼくたちの夕暮れには、すこしずつ不穏な気配がする。ここではないどこかで。きみは知っていた。ぼくたちの真実を。すべては、あのむこうの信号の見える風景は虚構。毎日眠りにつく寝台さえも虚構。ぼくたちに出口はない。

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