久々の北の風に乗り秋茜

(2023-08-27)




俳句に「初蝶(はつちょう)」という春の季語がありまして、


私も、何せ、俳句を始めたばかりの「ニワカ」さんの「トーシロー」もいいところで、

しかも、ネットでざっと調べただけで、解説めくことを書くのは気が引けるのですが、


「その春にはじめて見る蝶。」

(https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%88%9D%E8%9D%B6/

出典:デジタル大辞泉(小学館))


のことだそうです。



これも、今ネットでざっと見た限りでは、

「思いがけない春の訪れ」を感じる…というイメージなのだそうで。


(ちなみに、多くシジミチョウやモンシロチョウなどの、小型の蝶が中心たそうです。


確かに、アゲハチョウの類いは、ごく個人的な印象ですが、

春の大型連休からそれ以降に多く見掛ける気がします)



この句を詠んだ日、初めて秋茜を見掛けたので


[ 久々の北からの風 初蜻蛉 ]

としたのですが、


調べて見ると「初蜻蛉(はつあきつ)」という季語はない、…と。


……まあ、シオカラも、あと、ヤンマの類いも、夏場から…。



では、「初『秋津』」ならばいいのか…と言えは、其れも微妙…。


(何せ、この国の古い名前にも関わりのある昆虫なので、

指し示し表現する言葉も、色々入り組んでおります)



なので、結果として「秋茜」とし、今の形に落ち着きました。



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