第36話最後の日

今は夜の7時、テーブルにはおせちを始めとした、様々なごちそうが並ぶ。

祖父と姉と父は、すでに酒を準備して、戦闘態勢だ。

そして、テーブルに最後の料理が、乗せられて、いざ宴会のスタートだ。

(いただきます)

挨拶をして、皆が思い思いの料理を、取って、自分の皿に盛る。

そして戦闘準備をして居た、方々は皿の上食事をツマミにして戦闘を開始して居た。

俺はと言うと、皿の上に伊達巻や寿司などを乗せて、食べて居た。

テレビからは、正月の番組が流れ、皆の笑い声がして、お年玉を貰う、このザ正月と言う感じが、俺は好きだ。

そんな好きな、時間も気づけば、後半戦酒を飲んで居た者たちは、酔って居てばあちゃんや、母親は片付けを始めて居た。

(ほら、爺さん)


(わがってる)


(お父さん、有も)


(へーへ、へ)

母達は、大変だなと思う。

夜10時頃には、すっかり片付け終わり、酔っぱらい達は、ソファやら、布団やらに寝かし付けられて居た。

俺も明日は早いので、寝る事にした。

(お休みなさい)


(お休み、真二)

翌朝は、寒さで目を覚ました。

(ばあちゃん、おはよう)


(あら、真二早いね)

祖母は、優しく笑いながら、話して来た。

(寒くてさ)


(確かに今日は、冷えるね)


(そうだよね)

祖母と会話をしながら、俺はコタツに潜る。

(おはようございます)

母親が、起きてきた。

(おう、真二早いね)


(あら、おはよう)


(私も、手伝いますよ)


(ありがとう)

そお言いって、母親がキッチンで祖母を手伝だって居た。

その後は続々と、二日酔いでグロッキーな皆様が起きてきた。

起きてきた所で、朝食を食べ始める。

やはり朝食も、めちゃくちゃ旨い。

そして朝食を食べ終わると、いよいよ俺たちは帰りの、準備をし始めた。

二日酔いでグロッキーな、父と姉は今にでも、ぶっ倒れそうな感じだった。

そんな二人の分も、俺所は母親で詰めて、昼近くになって、荷物を詰め終わって、帰る事にした。

(お世話に、なりました)

母親が祖母に挨拶をする。

(こちらこそだよ)


(真二と有、また来てね)


(分かったよ)


(じゃあ、良いお年を)


(ありがとうね)

祖父母に、挨拶をして別れて、俺たちは、駅に向かって歩く。

相変わらず、父と姉は調子が悪そうだ。

駅に付いて、改札の中に入ると、我先にと父と姉はベンチに座り、俺と母親は、お土産を買った。

そして、いよいよこの街とも、お別れだ。

有名なドラマの曲らしい、チャイムとともに、新幹線は俺たちを、乗せて出発した。

来年は由衣を連れて来ようと思い、過ぎゆく街の景色をして見つめていた。












  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る