第5話甘い匂い
今日は金曜日そう何時もなら、花の金曜日だ。しかし今の俺は来週に迫るテストの課題に、追われて素直に金曜日を楽しめないで入る。
(はあー)
(どうした 下校前にため息なんて 今日は金曜日だぞ)
そう声をかけて来たのわ、友人の古賀勇斗だ。
(はぁー完璧超人のお前には、分からぬ悩みよ)
(ハハハ そんな事ねえよ)
眩しい笑顔で古賀が言って来た。
(そんな事あるの、お前は自覚が、無さ過ぎ)
( ハハ テストの課題なら、腰越さんに手伝ってもらえば)
( 確かに )
正しく灯台下暗しである。しかし由衣の事だから、自分でやりなさいとか言われて仕舞そうだが、まぁ言わない事には始まらない。早速帰りに頼んで見よう。
(古賀サンキュ)
(良いて事よ 気おつけて、帰れよう)
(ホイー)
古賀に礼を言って、何時もの待ち合わせ場所に、行くとそこには自分の黒い髪をいじって、待って入る由衣がいた。
(お待たせしました)
(今日は遅かったわね?)
(クラスの友達と話してたんすよ)
(えーあんた、クラスに話す人居たのね)
(失礼な)
何と失礼なんだ、確かに友達は多くないし、そんな人と話さないけれど。由衣もおんなじ様な物である。
(あら失礼しました)
由衣が平謝りの様な感じで、一応謝罪してきた。
そんな事よりも、本題に入らないと。
(あの由衣さん)
(いきなりどうしたの)
(由衣さんよろしけば)
(早く言いいなさよ)
(数学の課題教えて下さい)
(何だそんな事なら早く言いなさよ)
(ふぇ)
予想しない、回答に思はず変な声がでた。てっきり、厳しい事を言われると思った。
(何よ変な声出して)
(いや〜てっきり自分でやれて言われるかと)
(ふぅんそんなふうに思ってたんだ)
(いや〜そんな事無いですよ)
(まぁ私も今回の歴史の課題手伝って欲しかったから)
そうゆう事か、確かに俺は勉強全般苦手だが。歴史だけは少しだけ、得意なのだ何だか持ちつ持たれず見たいな事で、安心して勉強を見てもらえる。
(明日の10時にあんたの家で良いかしら)
(大丈夫だ)
(そうだあんた、クッキー好きよね)
(そうだな)
俺は甘い物には目が無い。
(じゃ明日持って行って、上げる)
(まじかよありがとう)
そんな会話をして居ると学校の最寄り駅に付いた。そこからは何時もどうりに電車に乗て、家の最寄り駅に帰る。そして家に帰ってからも、少し勉強して明日寝坊しない様に早く寝た。
そして次の日寝坊をせずにおきれた。こちらから、頼んだ手前寝坊したら申し分け無い。
そんな事を思い、下に降りて朝飯を食べて身じたくをして待って居ると、インターフォンが鳴った 。
(はーい)
と言って出ると、そこには普段着の由衣が居た。
(どうぞ)
と言って由衣を家の中に入れた。
(お邪魔するわね)
(おばさんに挨拶しなきゃ)
(はいよ)
(母さん由衣来たから)
(おばさんお邪魔します)
(あら由衣ちゃん何時も悪いわねゆっくりしていって)
(ありがとうございます)
母親に挨拶を済ませて、俺たちは二階の俺の部屋え行った。
(以外に綺麗ね)
(そりゃどうも)
(早速始めましょ)
(そうだな)
そう言って早速勉強を始める。始まるとすごく勉強が進んで、昼前にはやるべき課題は終わった。
(由衣ありがとうな)
(こちらこそ)
(そうだ由衣お腹空いてる)
(何よいきなり)
(いや 母さんが、昼飯食べないかて)
(良いわよわるい)
グーゥ
(体は正直だな)
(何よ)
そんな話しをして居ると、母親が呼びに来て、下に下がると昼飯のパスタが準備されていた。
(美味しそうですね)
(あら 由衣ちゃんお上手ね)
(そんな事無いですよ)
(ほら食べて)
(ありがとうございます)
(いただきます)
(いただきます)
(召し上がれ)
(美味しです)
(ありがとう由衣ちゃん)
母親と由衣が楽しく話して居るのを見ていて、とても和やかな気分になった。
そして、食事を終えると、母親が淹れてくれた。
お茶を持って2階に上がり部屋で由衣がクッキーの袋を開けたら部屋の中に甘い匂いが広がる。見た感じチョコチップのクッキーだ。
(旨そだな)
(美味しと思うわよ)
(食べて良いわよ)
(まじ いただきます!)
(召し上がれ)
一口食べると、口の中でチョコチップが溶けて、甘さが広がる。
(旨いな)
(それは良かった)
美味しクッキーに舌鼓をうち、その後は夕方になるまで勉強をした。
(由衣すっかり暗くなったな)
(私そろそろ帰るわね)
(そうか送ってくぞ)
(大丈夫よ)
(じゃあ玄関まで)
(ありがとう)
(ほーい)
と返して、準備の終わった由衣を下の玄関まで、送った。
(おばさんお邪魔しました)
(また来てね)
(ありがとうございます)
(なあ 由衣本当に、送らなくて大丈夫か)
(あら貴方は私の心配の前に、自分のテストの心配しなさい)
(むむ)
( ふふ それじゃ)
(ちゃんと勉強しなさいよ)
(分かってるて)
由衣に釘を刺されたので、今日の所は自分の部屋に戻って、勉強をすることにした。
(さーて頑張ろ)
玄関先で少し伸びてから、家の中に戻った。
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