新・明解ISO/SAE 21434 用語編

M

MAC【マック】（略）

① ⇒Message Authentication Code

② ⇒Media Access Control address

― address, Media Access Control address（名）ネットワーク機器を一意に識別するために割り当てられている48ビットの符号。

maker option, MOP【メーカー･オプション】（名）WVTAに含まれるオプション部品。↔dealer option

malware【マルウェア】（名）悪意のあるソフトウェア。⇒virus

▼自己増殖性の有無に関わらないため、ウイルスの代用語として用いられる。

manage【マネジメント】（他サ）⇒risk management

management【マネジメント】（名）

① ⇒risk management

② 判断とその論理的根拠を文書に記録することで、対外的な説明ができる状態を維持すること。

▼『管理』と和訳するのを避けるべき。controlも管理と和訳されるため。

― system, MS【―システム】（名）リスクマネジメントをするための社内規程と組織体制。

man-in-the-middle attack, MITM【中間者（ちゅうかんしゃ）･攻撃（こうげき）】（名）二者間の通信に介在し、信号を盗聴したり改ざんしたりすること。

manipulation【不正（ふせい）･操作（そうさ）】（名・他サ）悪意のある操作。

▼『改ざん』と和訳するのを避けるべき。tamparingも改ざんと和訳されるため。

MCIL, Motorcycle Safety Integrity Level【略】ASILの二輪車版。⇒ASIL

message authentication code【メッセージ･認証（にんしょう）･コード】（名）対称鍵を用いた暗号チェックサムにより、メッセージのなりすましや改ざんを検出する技術。

MISRA C【ミスラ･シィ】（固）組み込みシステムのためのC言語のコーディングルール。当初は信頼性を確保するためのルールのみであったが、徐々にサイバーセキュリティのためのルールも取り込んでいる。

MISRA Compliance【ミスラ･コンプライアンス】（固）コーディングルールのうちの一部のルールがどうしても適用できないときに、逸脱手続をするためのガイドライン。

mitigation【軽減策（けいげんさく）、緩和策（かんわさく）】（名）リスク低減を選択したときに適用するサイバーセキュリティ管理策。⇒control

monitor【傍受（ぼうじゅ）】自分宛てではない情報や通信を受けとること。

▼傍受は、アマチュア無線の用語であり、盗聴とは法的に区別されている。

MOST, Media Oriented System Transport【モスト】（固）光ファイバによってマルチメディア装置間を接続するための通信規格。トポロジーは一般的にリング型である。

MSCoC, Management system Certificate of Conformity【能力（のうりょく）･基準（きじゅん）･適合（てきごう）･証明書（しょうめいしょ）】（略）能力審査に合格することで審査機関から取得できる証明書。⇒CoC