第4話果し合いに来たカナダ人
特に印象に残っている試合が我らのジャイアント馬場対ジンキニスキーの60分一本勝負だった。インターナショナルヘビー級選手権の戦いだ。
日本のジャイアント馬場が絶対勝つものと思っていた僕はテレビの前に座って試合の中継を見守っていた。
結局ジンキニスキーと引き分け後、リターンマッチの大坂球場特設リングでジャイアント馬場が勝ち王座奪還を果した。16文キックが必殺技だった。
僕にとっては・・・。
ジンキニスキーは手強かったし、呆然とテレビを見詰める僕に「コイツはアメリカの軍人やったからなあ強いわ。日本が戦争で負ける訳や。」
爺ちゃんの言葉を聴いて筋肉の鎧を纏った彼は生きるか死ぬか、毎日生と死の鬩ぎ合いを知って生きている!
彼は途轍もなく強い!
実践で鍛え上げた肉体、メンタル、非常なまでの戦いの心得を持ってして、試合に挑んでいる!
これはゲームではなく果し合いだったんだ!
ジャイアント馬場は確かに強いが、ジン・キニスキーはその上を行くカナダ人。
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