やっぱこち亀はすごいんだわ
「えっ私が小説執筆!?」 ~タイトルセンス皆無で現代に産まれた件~
こんにちは、真殿すみれです。
タイトルセンスの話をどこまで引っ張るんだって話ですが、マジでさあ、小説の顔ってタイトルじゃないですか。イラストやマンガは絵があるから一目見ただけでその世界のイメージがつく。でも、文章は読まないと何が何かわからない。
そこで、印象的なタイトルで読者の関心を惹いて……ということになるんだけれど、私が個人的にすごいなあと思うのは、今のタイトル長文ラノベが主流になるずっと前からなが~いタイトルだった、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』通称『こち亀』である。
まず、無理して長くしています、という感じじゃないのが凄い。すんなり読めるし、下町の交番の話ね、とわかるのも良い。
さらに、略しても語感が良いしほかの作品とかぶらないのが凄い。
また、こち亀は名作なので今さら説明するまでもないが、長期連載作品だ。主人公の両さんを中心として、たくさんのキャラクターが登場し、それだけエピソードも豊富にある。
そうなると、タイトルと内容が合わないという事態も起こりそうだが、こち亀は亀有の交番と主人公の両さんを中心にしてさまざまな出来事が起こるよ、という懐の深いタイトルだから、とくに問題もない。
これがセンス。
そのタイトルを作者本人がつけたのか、はたまた編集者かはわからないが、ぜひ私の小説のタイトルをつけてほしいものだ。
今日もタイトルとサブタイトルに頭を悩ませている。
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