評価ポイントの後押しで下剋上を目指し燃え尽きた素人作家のおれは、再び評価ポイントの後押しで立ち上がり最強となる!
相生蒼尉
第1章 戦い、燃え尽き……そして、立ち上がる。
第1話 はじまりは知人のメッセージだった。「ふぁっ!? なんだこの順位は?」
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは、ほぼほぼ関係ありませんので、まあ、あんまり深くは気にしないで下さい。
また、この物語は「小説家になろう」において公開した作品をカクヨム用に加筆・修正し、再構成したものです。ご注意ください。
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それは2020年12月5日の朝のことだった。
目覚めたばかり、まだ顔も洗っていないという、ぼんやりとした頭でいつものように『小説家になったろう』のホーム画面を開くと、『メッセージがありますよー』という表記が左上に見えた。
「ん……? ああ、あいつかぁ……」
読専の知人からの連絡で『おい、すぐにランキングを確認しろバカ!』という、非常に問題のあるメッセージが届いていた。まあ、問題があるとはいっても、語尾にある「バカ」は、この知人の口癖のようなものだ。そういう残念な友人なのだ。
「バカはひどい……」
まあ、でも、わざわざメッセージで言われたからには、ランキングのことも気になったので『小説家になったろう』のランキングを確認してみた。
……異世界転生転移ファンタジージャンルで39位!? ふぁっっ!? なんだこの順位はっっっっ!
マジか!?
おれが『小説家になったろう』で、バインボインたわわんというPNで連載していた、作品名『ボインの伝説 ~遊んだことがあるゲームの世界に転生したらとにかくおっぱいの大きなボインちゃんだったんだけどさ、ストーリーとかはあんまりよく覚えてないんだよね。こういう時って、いったいどうしたらいいと思う?~』は、前作『ケバい女神と異世界転生なんて考えたくもなかった。』の続きに行き詰って書いたものだった。
続きが書けなくて発狂しそうになった、真夜中の異常なテンションの中で、突然設定を作り、朝5時までプロットと章題を考え、ストレスを紛らわすように書き殴った作品である。
あの日の仕事はエナドリを決めて乗り切ったけど、とにかく死にそうだったことを覚えている……。
ボインなゲーム世界転生者が、脳内おっぱいトーク(もちろん独り言である)で「だってBが大きくてGだもん」とか「BがGなんだから大きすぎてできるわけないよね」などと色々ととある部分の大きさに苦悩しながら、部分的なゲーム知識チートでゲーム世界を生き抜く、というありがちなブラコンギャグ逆ハーレム領地経営無双系アクションアドベンチャーファンタジー(意味不明に詰め込み過ぎ)だ。
タイトルが『ボインの伝説』だけあって、読者の皆様から頂けているのが本当にポイント! なのか、ボインと! なのか、分からない微妙な感じはいつもあった。
「す、すんげぇポイントが伸びてる……まさか、おれにも『ブルジョア評価』ムーブメントがきたってのか!? ア、アクセスも確認して……」
12月1日に第3章を書き終えて、完結。続き希望があれば、書くかも……みたいな感じにはしていたが、11月の月間アクセスが199,962だったのに、12月は4日までの4日間で122,577、だと?
「こ、これが、伝説の完結ブーストってヤツなのか。なんという破壊力……」
あまりのアクセス数の伸びと評価ポイントの増加に身震いする。
「……これで続きを書かないとか、ダメ、だろうな?」
だが、しかし。
年末。
仕事は鬼だ。地獄だ。
「こ、こんなに期待されて、おれにこの続きが、書けるのか……」
身震いしながら、仕事に遅れないように、準備を済ませ、おれは家を出た。
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あとがき失礼いたします。
作中にある、
『ボインの伝説 ~遊んだことがあるゲームの世界に転生したらとにかくおっぱいの大きなボインちゃんだったんだけどさ、ストーリーとかはあんまりよく覚えてないんだよね。こういう時って、いったいどうしたらいいと思う?~』
につきましては、検索しても見つからないと思います。
ただし、これとよく似た名前の、
『アインの伝説 ~気づいた時にはもう遅い? 転生したら滅んだ村の生き残りで、勇者の幼なじみなのになかなか名前を思い出してもらえないという極めつけの脇役だったんだけどさ、どうしたらいいと思う?~』
につきましては、
https://kakuyomu.jp/works/1177354054917582129
へとアクセスすれば、読むことが可能です。
作品名はとてもよく似ていますが、この物語はフィクションですのでご注意下さい。
また、
同じく、作中にある、
『ケバい女神と異世界転生なんて考えたくもなかった。』
につきましても、検索しても見つからないと思います。
ただし、これとよく似た名前の、
『かわいい女神と異世界転生なんて考えてもみなかった。』
につきましては、
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893673457
へとアクセスすれば、読むことが可能です。
繰り返しになりますが、これも作品名はとてもよく似ていますけれど、この物語はフィクションですので本当にご注意下さい。
でも、読んで頂けると嬉しいです。
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