異世界に落ちたのでファンタジー世界を旅してみようと思う
大和コウ
【第一章 異世界入門編】-1話- 異世界落下
今は深夜の2時に差し掛かったところだ…
仕事をしながら時計を確認して残りの仕事量に辟易する。
俺の名前は上泉亮司(かみいずみりょうじ)、今年28才になる社会人だ、どこにでもあるような製造業の仕事をおこなっている。
今抱えている仕事の納期がさしかかり、さらには加工が失敗したため作り直しを余儀なくされ、徹夜で仕事をおこなっている。
上司や後輩、同期はとっくに帰っている、地方の工場では人手不足もあり、それぞれの仕事が終われば他人を気遣う余裕もなくとっとと帰るのが当たり前な職場の為1人で残業をおこなってるということだ。
仕事自体はなんとか徹夜でおこなえば明日出荷できそうなんでもう少し頑張ろう。
次の日の夕方5時……
上泉「お疲れ様でした。」
上司「おう、お疲れ。
昨日徹夜しただろ、今日はゆっくり休めよ」
上泉「ありがとうございます、ゆっくり休ませていただきます。」
会社の上司に挨拶をして会社を退社する。
今日はとっとかえってゆっくり休むようにしよう。
会社を出て駅までの道のりを歩く、仕事で緊張していた中でようやく解放されたからなのか少し足元がふらふらしている。
上泉「事故に気をつけて帰らなきゃな……」
そう思って歩いている中で足を出したとき、その足が地面を踏みしめることなく急に足元がなくなった。
上泉「なっ!」
なんでこんな歩道に穴!?
こんなところにそんなものなかったはずなのに!
そう思ったのも束の間、そのまま俺はその穴に落ちてしまったのだった……
上泉「ん……ここは…………」
俺は確か妙な穴に落ちたはずだけど……
上泉「ここは、どこだ?……」
気づいたら辺り一面草原の景色が広がっていたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます