Vtuberの私、ストーカーに拐われた様です。

時雨@#

第1話 私はVtuber。


時刻は11時。

暗い部屋にパソコンの灯りだけが広がる。



「それじゃあ、今日は此処で終わろうかな!」



静かな部屋に可愛らしい声が響く。



@黎夏ちゃん神!

えぇ、もう終わるの~?


黎夏しか勝たん

もうそんな時間かぁ。


Love黎夏

寂し~😭



沢山のコメントが私を止める。


「御免ね~。黎夏、もう眠いんだぁ。」



黎夏らぶ。

ぐっすり寝てね~!!



「黎夏らぶ。さん!有り難う~!皆もぐっすり

寝てね~!お休み~~!!」


そう言って配信を切る。


私は、夏海 黎夏(ナツミ レナ)という名前で

活動している配信者。


本名は璃嬭 黎(アキネ レイ)。



「…ふぅ。」


溜め息を1つ溢し私はベランダへ行く。


私はマンションの3階に住んでいる。


ふと、下を見ると、

フードを被った男性が立っていた。


「ッ…!?」


今、目が合った気が…



次の瞬間、男性はマンションの中に入った。


住人さん…かな。


私はあまり考えない様にした。







気分転換の為に私はコンビニに行こうとした。




部屋を出て


階段を降りて


廊下を歩いて


マンションを出…















…ようとした瞬間





ゴンッ!!




鈍い音がした。 



刹那、


私は意識を失った。

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