花を不安にさせる昨今の風潮

 花は最近、感じてることがあるのですよ。

カクヨムをやってらっしゃるみなさんもきっと。

思うところがあるのではとお見受けしますよ。


花なんぞが感じるのでね。

みなさんの三人に一人。

は言い過ぎですかね。

五人に一人くらいかな。

同じ気持ちを抱えてらっしゃるはずなのですよ。


こうね。

雰囲気が醸し出してると言いますか。

こうね。

空気感がひしひしと。

こうね。

ふと自己を省みると言いますか。


花はこいつを感じ出してからですね。

えも言われぬ焦燥感を覚えまして。

「おっなんやお前、やるんか?」

「やるんなら相手すっぞ、おん?」

とですね。

臨戦態勢を構えてるのですよ。


義を見てせざるは勇無きなり。

などと言いますがね。

迎合を正義と捉えるか。

これは難しい選択なのです。


そう。

花が最近のカクヨムで感じているモノ。

それは。


「真面目の波動」


なのですよ。

生真面目のムーブと言いますかね。

なんやみなさん。

めっちゃちゃんとしておる。


最近のカクヨムに真面目の波動が蔓延しておる。

文章の水面に。

真面目と言う名の小石を放おって。

幾重にも広がる。

真面目の波紋。


下ネタを書いて。

にちゃにちゃ笑ってる。

そんな阿呆あほうは花だけなのではなかろうか。

そんなえも言われぬ恐怖。


いやね。

良いことなのですよ。

なにも悪いことなんてないのですよ。


ただね。

花はなんだかですね。

「置いてけぼり」

をくらったような気分になりましてね。


このメンバーだったら花も誘ってくれて良かったんじゃないかな…

みたいな集まりをSNSで知ってしまった時の気分。

と言いますかね。


年賀状なんて美容室からしか来ないことなんて百も承知だけど、なにかに期待して郵便受けを覗いてる自分に気付いた時の虚しさ。

と言いますかね。


同僚が旅行に行ったこと花だけが知らなかった時の疎外感。

と言いますかね。


そのお土産を食べる時の敗北感。

と言いますかね。


帰宅してから翌朝出勤するまで一言も発してない自分に気付いてしまった時の情け無さ。

と言いますかね。


休日に少し遅く起床したら家に誰も居なかった時の静けさ。

と言いますかね。


授業中よりも休み時間の方が辛く感じる。

と言いますかね。


気を遣って入れてくれたグループで物言わぬ置き物と化してる感じ。

と言いますかね。


移動教室で自然と一人になる侘びしさ。

と言いますかね。


そんな取り残された感。

花を置いてけぼり。


カクヨムがですよ。

花のような阿呆あほうをですね。

淘汰しようとしてるのですよ。


このカクヨムめぇ。

なんやコンテストやらお題やら。

イベントたくさんしくさりよって。


花なんぞ告知やら応募要項やら参加条項やら。

読む能力ないからスルー。

すると知らん間に。

わいのわいの。

えっちゃらえっちゃら。

ほいさほいさ。

あー。

どっこいしょどっこいしょ。

そーらんそーらん。


と。

なんだかみんな楽しそうではないか。

くぅー。


と。

書いてみたのですけどね。

「ならお前も参加すれば良かろうに」

と思われますよね。

花も思いますよ。


でも本当に。

参加条項とか途中で

「めんどくせぇな…なげぇよ…で?どゆこと?」

ってなってしまう。


こんなやつがですよ。

一般社会に紛れて生きておるのですよ。

褒めてあげて下さい。


まぁなにが言いたかったか。

と言いますとね。


えも言われぬ。

の「えも」。


置いてけぼり。

の「けぼり」。


これって不思議だなと。

思ったのですよ。


ググらんし。

辞書も引かん。


そんな。

花に幸あれ。

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