花は「以下ネタバレを含みます」と言っておいた方が良いと思う

 みなんさんは「ルイカツ」って知ってますかね。


正しくは「涙活ルイカツ」だそうなのですよ。

これって言葉だけだとなんのこっちゃですよ。


花は初めて聞いたとき


「ん?魚を凍らせて食べるやつのとんかつ版か?」

「とんかつ凍らせて食うのか?」


って普通に思ったのですよ。

文字にせにゃ分からん。


なんや泣いて心のデトックスしよか。

って感じみたいっすね。


なんでもかんでも「活」を付けよって。

すし屋で腹いっぱいじゃこちとら。


「いけ」

なのか

「かつ」

なのか

未だに知らんぞ花は。


まぁでも。

「泣く」か。

花は結構な泣き虫なのですけどね。

基本的に内発的な感情が高まった結果に。

行き場を無くしたそれ以上の思いが溢れて。

泣いてしまう。

のでね。


外発的な要因ではあんまり泣かない。


昔の職場のおいさんにですね。

「泣くのは良いぞ、スッキリするぞ」

って凄い言う人が居ましてね。


そのおいさんはアイドルのですね。

なんやら坂さんのですね。

頑張ってる姿を観ると泣くって言ってましたね。


人の努力してる姿。

確かに胸を打つものがあるのですよ。


小説。

まんが。

ドラマ。

アニメ。

なんかも泣く要素満点ですね。


アートで涙を溢す方も居ますよね。

花はですね。

そんな感受性の塊みたいな方はですね。

アートする側になったら良いと思います。



他には映画ですかね。

確かに映画で泣いた記憶があるのですよ。


しかし。

「映画の内容を覚えてる」

ことと。

「泣いた」

の記憶がリンクせん。

どの映画で泣いたのか思い出せんのです。


でも一つだけ明確に覚えてる映画があるのですよ。


VOLCANOボルケーノ


って洋画をご存知ですかね。

いわゆるパニックムービーなのですけどね。


これで泣いた人はほとんど居ないのかもしれないのですけどね。


ロサンゼルスの中心で火山噴火と溶岩流に立ち向かう人たちを描いてるのですよ。


その一場面。


地下鉄が火山性地震で脱線。

救助に駆け付けた人がですね。

迫る溶岩流の中、最後に先頭車両で気絶してる車掌を助け出すのですけどね。

おぶりましてね。

熱された列車に靴底を溶かしながらですね。

聖書を口ずさみ最後尾の扉に辿り着きます。

しかし。

そこはもう溶岩流の中。

仲間は車掌を諦めてお前だけ飛べと言います。

そこでこの救助隊員さん。

僅かに逡巡した後。

覚悟を決めた顔をするのですよ。


花はその瞬間

「ダメだよ!ダメ!」

って感情がピークに。

続くシーンで号泣しましたね。


この話しを誰かにしてもですね。

まずこの映画を知ってる人も居なくてですね。

花が話したからといって観てくれる人も居なくて。

他の人の感想を花は知らん。



他には音楽で泣くなんてこともありますね。

花も多からずあるのですよ。


その中の一つ。


「にしな」さんの「ヘビースモーク」


この歌はですね。


たばこを吸わない人がですね。

好きな人に。

手持ち無沙汰なら、口寂しいなら。

私が代わりになるよ。


それか、それでも足りないなら。

私もあなたと同じ毒に侵されたい。

あなた以上に蝕まれたなら。

私を見てくれるかな。


そんな歌なのですよ。

(花の解釈が多分に含まれてます)


花はこの歌を聴いたときにですね。



そんな愛があるのかと。

こんな風に愛されることがあるのかと。

花も。

花も。

こんな風に愛されたい。


そう思ってですね。

涙が溢れてしまいましたね。



でもふと。


いや違う。

花はこんな風に愛されてたんだ。

愛を見落として。

気付こうともせず。


花が持てあぐねた愛を。

指の隙間から溢して。


風に煽られた灰が。

形を変え散り散りに消えて行くように。


儚さを顧みることもなく。

自ら手放したんだ。


いつだって。

無くさなきゃ気が付かない。

無くすまで。

無くしても。


フィルターぎりぎりまで吸った煙が。

喉に痛くて。

痛くて。


だから。

涙が止まらなった。


It's Chemical.




ポエミー。

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