花はコメントに怯える

 花は現在SNSと呼ばれる類を一切やっておりません。

 花は

 「SNS断ち」と呼んでおりますよ。


と言うのも、まぶしい現実が胸に痛いでわないですか。


花に友達はおりません。

そりゃ街で偶然会ったら「あー元気してたー?」

なんて声を掛け合う人はおりますよ。

でもそんな人々に遊びに誘われる事は御座いません。

ご飯に誘われる事は御座いません。

飲みに誘われる事は御座いません。


なのにSNS上ではやれ飲み会だの、花火大会だの、グランピングだの楽しそうではないか!


花は血の涙を流しながら♡マークを押すのに疲れてしまったのです。


そんな花にも気の迷いで猫さん達の写真をアップしていた時がありました。

誰か花に気付いて!

魂の叫びだったのでしょう。

気が狂った様に猫さんの写真を撮っておりましたね。


しかし、しかしですよ。

来る日も来る日も0PV。


花は全てを悟りました。

花はイラナイ子なんだと。


そんな花ですからカクヨム投稿に当たっても

たぶん誰も読んでなんてくれないよね。

そっそれでもっ

もっもしかしたらっふっ二人くらいならっ見てくれるかな?

だったらいいなー。

ぐへぐへ。

むふふぐへへしながら投稿しておりますよ。


しかしカクヨムユーザー様は大変心根のお優しい方々で溢れておりますようで、コメント機能なるものでコメントをして下さるのです。

(花は未だにカクヨムの機能をイマイチ解っておりませんよ)


それらの通知は花のメールに来るのですが、SNS耐性ゼロの花は思います


「花はとりあえず見なかった、そう気付いてないよ」


 なぜなら花は大変なお豆腐メンタルの持ち主でして


 「つまんね」

 「意味分からん」

 「何がしたいか理解できない作者乙」


などと言われたらどうしましょう!

とビビリ散らしておるのです。

そんな事になったら花は立ち直れそうにないですよ。


なのでコメントを見るのは夜の酔っ払った花に任せているのです。

夜の花は多少陽気なのですよ。

しかし思考レベルが昼の花より劣っているので、失礼がないか心配ではあります。


しかしながら花にコメントを下さる方は大変お優しくて、花は安堵と共に感涙を溢します。


 いつか来る

 「作者乙」

 が届くまで、花は皆さんのコメントを読み返してはにまにまデレシシシとしておりますよ。

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