第21話 思考回路に不調発生。非合理を排除する。

 敵の船が見えなくなってからしばらくして、バルザックはメリアの背中をバンと叩いた。


「大手柄だったな!

 おかげで被害を出さずに乗り切ることができたぜ! ありがとうよ!」


 バルザックは満面の笑みでメリアの戦果を讃える。


 ブレイドも深く頷きながら、


「閃光石が船戦においてあそこまで効果的だとは……

 あんなもんソーエンの鉱山じゃ文字通り掃いて捨てる程転がってるってのに。

 こいつは戦術導入してみる価値はありそうだな」


 バルザックとブレイドに挟まれる形でメリアは照れ臭そうにはにかんで答える。


「次、船が攻めてきても私が迎え撃つんで任せてくださいよ。

 ボコボコにいてこましてやんぜ!」


 そんなメリアを囃し立てるようにバルザック、ブレイド、さらにはバルザックの手下たちもメリアの活躍を称賛した。

 だけど、僕はそんな気にはなれなかった。


「クルスさん? どうしたんですか?」


 メリアは僕の様子に気づいて話しかけてくる。

 それはもうにこやかに。

 確かに目覚ましい戦果だったが、僕は認められない。


「調子に乗らない方がいい。

 たまたま条件が噛み合って戦果を上げただけだ」


 と、メリアの顔を見ずに言った。

 すると、ブレイドが、


「なんだよ、クルス。

 嬢ちゃんに手柄取られて悔しいのかよ。

 案外心狭いんだな」


 と、呑気そうに笑う。

 的外れもいいところだ。

 そもそも心が狭い、だなんて僕をホムンクルスだと知っているあなたの言うことか。


「メリアは戦うべきじゃない。

 戦う覚悟も、能力もない。

 イフェスティオに到着するまで、大人しく守られていればいいんだ」



▽*+*+:*+*+:*+*+:*+*+:▽

【転生しても名無し】

『どしたん? ホムホム。

 その言い方だと、メリアちゃんをお荷物扱いしているように聞こえるけど』

△*+*+:*+*+:*+*+:*+*+:△



 あなたたちも黙っていろ。


「メリアの投擲はたしかに非戦闘員としては優秀な部類だろうが、あくまでそのレベルだ。

 ブレイドや僕が投げればさらに射程距離は延びる。

 矢捌きもできない人間が前線に出る理由はない」


 そう言い放った僕をメリアは目を細めて睨んでいる。


「たしかに、私自身戦闘に向いてるとは思えませんけど、少しでも役に立ちたいです。

 実際、こうやって戦果を上げることが出来たじゃないですか。

 皆さんを巻き込んでしまったのは私なのに、守られているだけなんて――」

「そんな風に自身の力を過信するから危険なんだ。

 自分ならできる、自分がやらなきゃいけないと思い込んで、一歩前に踏み出す。

 その一歩が生死を分けるということを分かっていない」


 どうしようもなく思考回路が乱れている。

 一言言う度に相手の理解を強く求め、一言聞く度に相手の理解が追いついていないことに不快さを覚える。

 これがイラつくとかムカつくとか、そういった怒りの手前の感覚なのだろうか?

 そして、僕のこの感覚はメリアにも伝わっているようで、僕を見据えるその目が潤み始めている。

 打開策が見いだせない僕は、メリアの視線から逃げるようにその場を離れた。



 その後、敵が視界に入ることもなく日は沈み、夜が訪れた。

 バルザックは焼いた魚を刺した串と酒の入ったグラスを持って僕の下を訪れた。

 彼は飯はちゃんと食えとか、酒の薀蓄とかを話題にして、僕とそれらを食した。

 わざと、先ほどの事に触れるのを避けているみたいだった。


「気を遣っているのか?」


 僕がそう切り出すとバルザックはあご髭をなでた。


「お前さんがあんな風に取り乱すのを見せられちゃあな」

「取り乱した覚えはない」

「取り乱していたさ。

 メリアを泣かせるようなこと、普段のお前なら絶対にやらねえだろ」


 メリアを、泣かせた……?


「おい、バルザック。

 泣いていたとはどういうことだ?

 それは僕があんな風に言ったからか?

 たしかに目が潤んでいたとは思うが、アレは泣く前の兆候だったのか?」


 バルザックとの距離を詰め、語調を強くして問い詰める。

 バルザックは少したじろぎながら、


「そういうところが取り乱しているって言われる所以だ。

 カマかけただけだ。

 別に泣いちゃいねえよ。

 お前さんの離れていく背中を不安そうに見つめていたくらいだ」


 そう言って、僕の肩を掴んで距離を取る。

 僕は頭をかく。

 確かにどうかしている。

 一体、何がこんなに思考回路を狂わせるのか。



▽*+*+:*+*+:*+*+:*+*+:▽

【転生しても名無し】

『そんなのわかっているでしょ?』


【◆野豚】

『全部口に出してしまえ。

 自分の中で整理つかないなら、周りを頼る方が合理的だろ?』

△*+*+:*+*+:*+*+:*+*+:△



 ……そうだな。


「僕はメリアのことを考えていると、時々おかしなことをしてしまう時がある」


 僕は妖精たちとバルザック、両方に聞かせるようにそう言った。


「そもそも、最初からおかしかったんだ。

 戦力にならない弱い人間を助けてみたり、勝ち目のない戦いを挑んでみたり、そもそもイフェスティオに行くのだって……

 何一つ合理的じゃない。

 さっきのことだって、メリアを否定して、行動を制限しようとするなんて非合理だ」


 メリアは戦いに向いていない。

 だが、この戦力の乏しい船において正確な遠距離攻撃ができるメリアは有効に活用すべきなのも事実だ。


「フン、非合理ねえ。

 逆に問うが合理的な答えが一番正しいとお前さんは思ってるのかい?」


 バルザックの問いは当然のことすぎてなにを言っているのか最初わからなかった。

 当然のことだと、返答する前にバルザックは続ける。


「コイツは経験則だがな、お前さんが導き出した合理的な答えなんてのは自分の感情から目をそらすために理屈なんてあやふやなもので言い訳してひねり出したものに過ぎん。

 よく言うだろ。

 『答えは心の中にある』ってな」


 バルザックは親指で自身の胸を指差す。

 僕もつられるように胸に手を当てる。

 ここに心はおろか、人間のような臓器もない。

 だが、何かがあるように思えてくる。


「さっきの話だってお前さんの答えはメリアを危険な目に遭わせたくない、ってのが最初にあって戦力云々なんてのは言い訳だ。

 言い訳は人の気持ちを動かしはしねえ。

 疑わせるだけだ。

 さっきのメリアみたいに」


 バルザックは拳で僕の薄い胸板を小突く。


「それに、もしクルスが本当に合理的な行動しかとらないようなら俺はこんなところまで付き合ってねえし、そもそもブレイドの旦那にぶっ殺されていたさ」


 バルザックが初対面のブレイドに叩きのめされたことを思い出す。


「勝ち目のない戦いに挑んだのはメリアのためだけじゃねえだろ。

 俺もお前の感情に救われた人間の一人だってことだ。

 だから、くだらない言い訳の正当性を主張するより、飾らない感情を叩きつけてやんな」


 バルザックの言葉は僕の思考回路のエラー部分を埋めるかのように浸透していく。

 非合理だと自己評価した僕の行動の裏にあったのが感情だとすれば、それを否定しようとしたことにも納得がいく。

 僕らホムンクルスは本来感情を持たない。

 人間の精神面の脆さの根本となるのが感情であるから、僕らはその弱点を克服するために感情を除去オミットした。

 感情は非合理で危険だ。

 戦闘兵器は合理的で安全でなくてはならない。

 だから僕の思考回路は感情を否定する。

 だけど、僕は……


「僕は感情を持ってしまったから。

 受け入れなくちゃいけない」

「持ってしまった?

 うーん……ま、過去のことは知らねえけどよ。

 悪くねえもんだよ。

 メリアもブレイドの旦那もククリ姐さんも感情のカタマリみたいな人間だが、魅力的だろ。

 俺様も含めてな」


 バルザックはニカッと笑う。

 釣られて僕の張り詰めていた思考回路も弛緩する。

 なんだか、さっきまで混乱していたことこそが非合理な状態だったのだと分かった。


「感謝する。バルザック」

「口の利き方がなってねえな。

 ありがとう、でいいだろ。それは」


 なるほど。だったら、


「ありがとう。バルザック」


 僕がそう言うと、バルザックは「お、おう……」と歯切れの悪い返事をして目を泳がせた。

 酒が回ってきているのか、少し顔が赤い。

 そんなバルザックを横目に僕はメリアのもとに向かって歩き出した。



 船室のドアをノックして僕は部屋に入った。

 メリアはベッドに腰掛けていたが、僕を見て肩をすくめる。

 僕は自分の言動がメリアにどう受け取られたのかをその仕草で悟ってしまう。

 バルザックの言うところの言い訳がメリアにとっては侮蔑や非難に聞こえたのだろう。


「メリア、話をさせてほしい」


 僕がそういうと、メリアは小さく「はい」と答えた。

 もう一つのベッドに腰掛け、メリアと向かい合わせになる。

 お互いの手が届く距離だ。

 さて、どういう風に話せばいいのか。

 僕は言葉の順番を間違えることがある。

 そうすれば、さらにメリアを追い詰めることになりかねない。



▽*+*+:*+*+:*+*+:*+*+:▽

【転生しても名無し】

『前科があるもんな』


【転生しても名無し】

『お前らの中で女の扱いうまいやついませんかー』


【◆オジギソウ】

『私、女だけど扱い得意じゃありません』

△*+*+:*+*+:*+*+:*+*+:△



 頭のなかで妖精たちの会議が繰り広げられている。



▽*+*+:*+*+:*+*+:*+*+:▽

【◆まっつん】

『こういうの野豚さんが上手そうだけど、今いないみたいだし。

 じゃあ、僭越ながらオレが』


【転生しても名無し】

『>>まっつん

 お前はホムホム以上にアレだ。

 気合と勢いしかねえじゃねえか』


【◆まっつん】

『ちゃんとTPOで使い分けられるよ!!

 ホムホム、まず自分が怒ってたり、メリアをバカにしたわけじゃないと弁解して』

△*+*+:*+*+:*+*+:*+*+:△



 ……僕は恐る恐る口を開く。



「メリア、僕は怒っているんじゃない。

 バカにしたわけでもない。

 もし、そう思ったのならそれは僕の言い方が間違ってたからだ」

「そ、そんなこと……

 たしかに私が調子に乗ってしまってましたし、クルスさんがいうこと全部正しいと思いますし」



▽*+*+:*+*+:*+*+:*+*+:▽

【◆まっつん】

『いいぞいいぞ。その調子だ!

 次になんであんなことを言ったのか! ハイ!』

△*+*+:*+*+:*+*+:*+*+:△



「僕はメリアに戦ってほしくない」

「ハイ……」

「でも、それはメリアが傷つくのが嫌だからなんだ。

 僕は自分の血が流れることより、メリアの血が流れることのほうが辛い」


 いつもよりゆっくりと喋る。

 メリアの反応を確かめるように。

 すると、メリアは腕で自分を抱きしめるようにしてうつむいた。


「そんなの……私だってクルスさんが傷つくのは辛いです。

 こないだの戦闘のときだって、何箇所も剣で切りつけられて……」


 バットの側近の短刀使いと戦った時か。

 たしかに、一方的にやられてしまっていたが。


「あれは浅手だった。

 心配するような傷じゃない」

「私がアレくらい切りつけられても、クルスさんは心配しませんか?」


 心配するに決まっている。

 当然だ。メリアはただの人間で僕はホムンクルスだ。

 比べるほうが……


「クルスさんがいくら強くたって、切りつけられたら痛いでしょう。

 下手すれば死ぬかもしれないでしょう。

 私は本当に怖かったです」


 そういうことか。

 僕はメリアと自分を違う生き物だとして分けて考えている。

 メリアは僕と自分を同じ生き物として見ている。

 そして、僕の痛みを自分の身で置き換えて想像してしまったのか。


「たしかに私はクルスさんとは比べ物にならないくらい脆いです。

 多分、あんな目にあったら泣きわめきます。

 ククリさんに締め上げられるだけでも泣きたくなるのに。

 だから、クルスさん達が傷つかないで済む為に、私は動きたいんです。

 でも……たしかにクルスさんの言うとおり、私が戦場に出ると気を配ることも増えてしまいますよね。

 浅はかでした、ごめんなさい」


 メリアは頭を下げる。

 僕が間違ったはずなのに、メリアが謝ることになるなんて……


▽*+*+:*+*+:*+*+:*+*+:▽

【◆まっつん】

『あやまらせんなよ! 謝りに来たのはお前だろ!

 えーと、とにかくメリアちゃんは間違ってない!

 その方向でなんとかしろ!』


【転生しても名無し】

『>>まっつん

 やっぱ、お前勢いだけじゃねえか!!』


【転生しても名無し】

『お前らの中で女の扱いに慣れてる奴〜〜!』

△*+*+:*+*+:*+*+:*+*+:△



 妖精たちはアテに出来ない。

 いや、そもそも自分の感情を伝えようとしているのに、妖精たちに小細工をしてもらうのが間違っているのか。

 僕の感情は僕のものだ。

 そして、新しい感情がメリアの言葉を聞いて生まれた。


「メリア、僕は嬉しい」

「え?」

「メリアは僕達を守ってやりたいと思ったから、行動に出たのだろう。

 それって僕達のことを大切に思っているということだろう」


 メリアは頭をかきながら、


「す、少し気恥ずかしいですけど……私にとって大切な人たちです。

 と、特にクルスさんは……」


 メリアの声は船の外の海の音に消え入りそうなほど小さくなる。


「僕もメリアが、大切なんだと思う。

 今まで、大切にした人やものがないから、確証はないけど、メリアが大切だ。

 もし、僕とメリアの大切が同じ気持ちだとしたら、それは嬉しい」


 僕は「生きる」という目的を得てから今日まで、妖精たちに誘導されたり、メリアの旅に巻き込まれたりしながら、生きてきた。

 その中で培われたクルスという僕をメリアは大切だと言ってくれた。

 僕は「死なないでほしい」「傷つかないでほしい」「楽しみを楽しんでほしい」「一緒にいてほしい」そんな願望をメリアにかけて、彼女の命を体を感情を、大切に守りたいと思っている。

 メリアが同じように僕を思ってくれているのなら、それは僕が「生きている」ことの証だと思う。

 僕の行動も結果も、きっとこの感情も間違ってなかったのだと、メリアが証明してくれている。

 それが嬉しい。


「思わぬところで成果が得られてしまった」

「え?」

「気にしないでくれ。

 それよりも、メリアが戦闘に参加することについて前向きに検討しようか」

「え? え? あの……」

「実際、遠距離攻撃手段がないこの船でメリアの投擲技術は確実な戦力だ。

 敵の迎撃に備えるための甲板での戦闘配置、船の位置取りを決めてもっとも効果的な戦術を組みたい」


 僕は紙を取り出し、図を作成しようとする。


「あの……いいんですか?

 私が戦闘に出ることに反対だったんじゃ……」

「反対しているのは変わらない。

 だけど、メリアの想いも大切にしたい。

 僕の独断で決めてしまうよりも、もっといい答えが見つかるかもしれない」


 僕の言葉を聞いて、メリアは安心したように微笑んだ。





 翌日の昼、僕達は再び魔王軍の船に捕捉された。

 その船は両舷に備えられた多くの櫂を使ってみるみる接近してくる。


「テメエら! あの船の側面に回り込むぞ!

 メリア! 横っ腹をぶち抜いてやりな!」


 バルザックが吠えると、命令に従う犬のように船は動く。


 メリアは閃光石の入った籠を脇において、敵の船を睨む。

 そのメリアの脇を固めるのはククリと僕だ。

 ククリは矢捌きに自信があるらしく、ブレイドのお墨付きだ。

 両手に構えた短刀で羽虫を叩き落とすがごとく、飛んでくる矢を打ち落とすらしい。

 そして、僕はククリで打ち落とせない魔術攻撃等を魔術で相殺する。

 即席だが、これがメリアの投擲技術を活用するための戦闘配置だ。


「あと、50メートル……

 そこまでくれば当てられます」


 手に取った閃光石から紙を解き、掌に載せる。

 と、そこにブレイドがやってきた。


「嬢ちゃんの射程距離+50メートルってことなら、俺だったら余裕だな」


 ブレイドはメリアの手から閃光石を取り上げる。


「ブレイドのアニキぃ……」

「悪いな、仕事取っちまって。

 でも、ちょっとやってみたいんだよ。

 次は譲るからさ」


 ブレイドはそう言って閃光石を持った腕を体の背中に回して、


「おりゃあああああああああああああ!!」


 背負い投げるように投出した。

 ……メリアの投げる姿とは似ても似つかない不格好な有様だ。

 そして不格好なのが見た目だけなら良かったのだが、結果は更に酷いものだった。



 ドッカーーーーン! と閃光石は船の手すりに直撃して爆発した。


 僕らの船の手すりに……

 直撃した部分から半径3メートル以内の手すりが破壊され、海の藻屑になった。


「あ……ちょっと弾が下過ぎたな。

 だったら、これならどうだ!!」


 ブレイドは気を取り直してもう一度投げる。

 今度は天に向かって投げるかのように高く投げつけた。

 船の進行方向寄りのほぼ真上に。


「ぎゃああああああああああ!!

 テメエら!! 速度上げろ!!」

「間に合いません!」


 バルザックと手下たちが青ざめている。


「あれ……俺のイメージ通りに石が飛ばない。

 おかしいな」


 ブレイドは首を傾げている。


 それよりも、マズイ。

 このままだと、石はこの船に降ってくる。

 受け止めようとしても、アレだけ高くから降ってきたら衝撃で確実に爆発してしまう。

 防御不能だ、と僕が諦めたその時、


「頭をかばってください!!」


 メリアはそう叫んで頭上に向かって閃光石を投げつけた。

 放った石は落下してくる石にマストよりも高い上空で衝突し、両方共爆発して砕けた。

 パラパラと、閃光石の欠片が空から甲板に振りそそいだ。


「嬢ちゃん、援護サンキュ。

 さて、3度めの正直ってことで」


 ブレイドが再び閃光石を取り出そうとするが、


「やめろ」

「テメエ、ざけんじゃねえぞ!」

「ブレイド様、おやめください」

「だ、旦那ぁ! 勘弁してください!」


 船に乗っている全員が懇願したのでブレイドは渋々石をメリアに預けた。



 なお、その直後、メリアは3度の投擲で敵の船の竜骨を砕き、航行不可能に追い込んだ。

 結果、閃光石を使った投擲攻撃はメリアを専任させることが定められ、閃光石の籠には「取ったら殺ス!!」とメリアの力強いソーエン文字が書かれた札を提げられることになった。

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