わが心の太陽ポラリス

しおとれもん

第1話太陽は飛んでいる

宝船、蕗の薹、雪ねぶり、桃の花、夏浅し、梅雨寒、大暑、盆の月、二百十日、爽秋、神無月、年忘れ。

 地球が公転する12ヶ月の間、多くの季語を残して日々の生業を成り立たせ、太陽と共に恵みを人々に降り注ぐ。

 速度を下げるで無く上げるで無く一定速度を守り続けるからこそ人々は速度が早い大きな乗り物に乗っていると気がつかないばかりかGも感じない。

 平凡に生き、平凡に考え悩み、平凡に俯き立ち上がり寿命を全うする。

それは

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