第110話 思うままに進む事
試練の間ではハイゴブリンとホブゴブリンが現れたけど、
今日はダンジョンから戻る日だ。時間的に戻る頃合いだと思ったので、2人にその事を伝えておいた。
「次の行き止まりに当たったら戻るね」
「そうだね。次のマッピングで
ハリエットの言う通りで、次回で
「
マッピングが終わるという事は、試練の間を見つける訳だから先へ進むには入るしかない。普通に考えれば、通って来た試練の間より強力になってると思うからだ。
「ホブゴブリンより上位ってたくさんいるの?ハンター協会では一纏めでゴブリンだったから、その辺りは詳しくないのよね」
ハリエットがゴブリンの種類を聞いてきたので、俺の知ってる範囲で答えた。
「ホブゴブリン以外にも
「そうなんだ、それを聞くと試練の間へ入るのを躊躇うのも判るよ」
俺とハリエットがそんな話をしていると、パミュルは俺とは違う見解だった。
「ウォードなら大丈夫よ。これまでも格上の魔物と戦っても、常に最善の策を取って結果を残してるでしょ?例え
「これまでは運が良かっただけだよ」
「その運は〚幸運〛が必然的に導いてくれる。これまでの事を考えれば、ウォードの進む道は〚幸運〛な事ばかりよ。今回の
「〚幸運〛が導いてる……確かに上手く行き過ぎてる感じはするけど」
「心の思うままに進めばいいのよ」
俺の進む道は全て〚幸運〛が導いてると言われると、不思議と納得してしまった。
(心の思うままに進む事が最善なのか……)
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