謎の迷路に迷い込む
私は東京の江東区に住んでいる大学生です。
先日、友達と一緒に江東区の中でも有名な場所の一つ、豊洲市場に行ってきました。豊洲市場は、かつて築地市場と呼ばれていた場所の跡地に建てられた、日本最大の卸売市場です。魚介類や野菜、果物などが毎日たくさん運ばれてきて、競りや販売が行われています。
私たちは市場の見学ツアーに参加しました。ガイドさんが色々なことを教えてくれましたが、その中で一番印象に残ったのは、市場の地下にあるという巨大な迷路の話でした。
ガイドさんによると、市場の地下には水道や電気などの設備を通すために作られたトンネルがありますが、そのトンネルは非常に複雑で広大で、まるで迷路のようだということです。その迷路の中には、市場の関係者以外には入れない秘密の部屋や通路があるという噂もあるそうです。
私はその話を聞いて興味を持ちました。迷路の中に何があるのか、どんな秘密が隠されているのか、知りたくなりました。友達も同じ気持ちだったようで、見学ツアーが終わった後、二人で市場の地下に潜り込むことにしました。
ガイドさんが教えてくれた入り口を見つけて、そっと中に入りました。
最初は明かりがあって道も分かりやすかったのですが、だんだんと暗くなってきました。トンネルは分岐していて、どこに行くべきか分からなくなりました。
スマホで地図を見ようとしましたが、電波も届かないようでした。私たちは方向感覚を失ってしまいました。
しばらく歩いていると、突然前方から明かりが見えました。私たちはそれに向かって走りました。すると、そこはまるで別世界のような場所でした。
トンネルから出て広々とした空間に入ったのですが、そこには高層ビルや車や人々がありました。それだけではなく、空には太陽ではなく月が輝いていました。
私たちは驚きと恐怖で呆然としました。どういうことなのか分かりませんでした。
私たちはどこに来てしまったのでしょうか? この場所は本当に豊洲市場の地下なのでしょうか? それとも別の次元に飛ばされたのでしょうか?
私たちは慌ててトンネルに戻ろうとしましたが、入り口は見当たりませんでした。どうやら閉じられてしまったようでした。私たちはこの世界から出られなくなってしまったのです。
そうして、今もこの世界に留まっています。
そうです、あなた方のいるこの世界に。
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